遺産争族 (第9話 最終回・12/17) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『遺産争族』(公式)
第9話/最終回『欲の果て家とカネが燃える…!?10億争い衝撃の結末』の感想。
龍太郎(伊東四朗)が初めて、大騒動になってしまった遺産相続についての本音を打ち明ける。そんな中、河村家は想定外の災難に見舞われた。しかし、それが功を奏し、家族の絆は強くなっていく。一方、恒三(岸部一徳)は、育生(向井理)がわざと悪役になることで家族がまとまるように仕向けたことに気付く。そこで、育生には自由になってほしいと、一芝居を打って育生と楓(榮倉奈々)を追い出しに掛かる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
良くも悪くも大団円的結末に拍子抜け
前回、やっと主人公・育生(向井理)が前面に出て、一族をかき回したお蔭で、全体的にシュールさも漂って面白くなると期待した最終回だが、一言で言えば、拍子抜け。何となく、家族の物語としてきれいにまとめてくるとは想像していたから、良くも悪くもその範疇を出ない大団円的結末に拍子抜けしたのだ。
本作って本当に『遺産争族』だったのか?
さて、全9話を振り返れば、根本的な疑問として、本作って『遺産争族』だったのかな?と思う。俳優陣が良いから争っているように映ってはいたが、中盤辺りで既に龍太郎(伊東四朗)とその他大勢と言う図式になってしまっていたから、これが “争族” かと言えるかどうか甚だ疑問。
結局、こんな豪華俳優を集めても、皮肉たっぷりの台詞を言わせても、残念ながら “争族” には見えなかった。ここが最大の期待ハズレ。育生の存在感の薄さも半端無かったが…。やはり普通に、ずっと前から河村家は財産をめぐってドロドロで、そこに育生が参戦して更にドロドロで良かったと思う。
いろいろ含ませたラストも中途半端
そして、ラスト。残された鍵をめぐってまだまだ “争族” は続くってオチも解からなくもないが、これまでの描写を見れば、仮に続編があっても期待薄。ならば、最後に育生がにやりとしたあとに、龍太郎がカメラだけに薄目を開けるとかして、シュールにきっちり終わった方が良かった。
あとがき
育生の使い方が最初から最後までブレまくりでした。単純にずっと「黒」のままで良かったのではないでしょうか。でないから、ドロドロが中途半端になったし、ラストの感情剥き出しから家族団らんも統一性が感じられなかった。脚本の全話の構成の失敗でしょうかね。
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