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あさが来た (第70回・12/17) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』公式
第12週『大阪一のおとうさま』『第70回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


あさ(波瑠)が見たのは、通りを歩く新次郎(玉木宏)とサトシ(長塚圭史)だった。これまでのことを語り合い、炭坑の爆発についても語る新次郎とサトシ。後をつけていたあさも話に加わる。加野屋に深い恨みをもつサトシに優しく接する新次郎に対し、あさは…。そして、正吉(近藤正臣)を見舞うサトシ、助けられなかったことを謝る正吉にサトシと新次郎は…。そして、サトシはある決断をする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

微妙に映り、くしゃみで道路へ。あさの魅せ方が秀逸

まあ、今回のアバンタイトルも秀逸だと言わざるを得ない。昨日のラストカットを1カットだけ使って話をとにかく進めようとするのも良いのだが、それ以上に良かったのが、新次郎(玉木宏)とサトシ(長塚圭史)の会話に入ってくるヒロインあさ(波瑠)の見(魅)せ方。

普通のドラマの普通のヒロインなら、普通にフレームインすれば良いだけ。と言うか主題歌明けで突然座っていても問題ない。そこをまずまるで心霊写真のように微妙な感じでチラリと影から男2人の会話を覗かせておいて、くしゃみきっかけで道路に出てきちゃう。如何にもおっちょこちょいでおてんばなあさを魅せてる。

もう、この1分弱のアバンを見ただけでも、今日も不安が無いのが良く解かる。ホント、今週の脚本と演出は計算づくで息もピッタリ合っていると思う。

サトシと新次郎の物語を 蕎麦 うどん屋のシーンが魅せた

その後の 蕎麦 うどん屋での会話も、新次郎らしい優しさと、あさらしい物事や人間の本質を見抜く力や炭鉱を任された責任感、そして性格の違う夫婦が互いを思う気持ちがしっかりと描かれた。

丁寧に描かれたこそ、サトシの「人でなし」の一言が活きてくる。そして、シーンは 蕎麦 うどん屋のままなのに、サトシと新次郎の物語がまた大きく展開し一歩前進したのが分かる。そして長丁場の 蕎麦 うどん屋からサトシの「最後に頼みがある」の台詞きっかけで、今度は翌朝の加野屋の奥座敷へ場面転換。

正吉の存在感だけで、松造のわだかまりが解けていく

しかし、ここは敢えて 蕎麦 うどん屋のシーンのままのBGMを引っ張り続けて、サトシの気持ちを表してる。シーン変わりのタイミングでBGMが切り替わったら台無しなのだ。そして、サトシの一言があってBGMストップが心地良かった。あとは音楽無しでじっくり芝居を見せる。

で、正吉(近藤正臣)の台詞で再びBGM。今度は懐かしくも清々しい楽曲へ乗り替わって、サトシ(松造)の亡き父の思い出話へ。奇を衒わず、無理にお涙頂戴もせず、自然に余命幾ばくも無いであろう正吉の存在感だけで加野屋の長い歴史と松造の長きに亘るわだかまりがゆっくりと解けていくのを見事に魅せた。

あとがき

週末の『大阪一のおとうさま』のクライマックスへ繋げるエピソードとしても。『あさが来た』のドラマ全体においても、今日の15分間はとても重要な放送回だったと思います。この感じだと週末の正吉も意外にあっさりと奇を衒わずに済ませそうですね。その方が今週の流れには合っていると思います。

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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57 58 59 60
第11週『九転び十起き』
61 62 63 64 65 66
第12週『大阪一のおとうさま』
67 68 69

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