おかしの家 (第9話・12/16) 感想

TBS系・水ドラ!!『おかしの家』(公式)
第9話『戦い』ラテ欄『ネコ裁判~家の猫が訴えられた!?』の感想。
なお、原作小説:山田タロウ氏の『うちのネコが訴えられました!? -実録ネコ裁判-』は未読。
ある日突然、太郎(オダギリジョー)と礼子(尾野真千子)の元に裁判所からの通知が届く。訴状には「この猫が自分の車のボンネットに傷をつけたから賠償しろ」という旨の内容とともに、白黒模様の猫の写真が同封されていた。太郎は三毛猫のみーちゃんしか飼っておらず、明らかに原告の勘違いだと思いつつも、法廷に臨む。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
鳥の目と虫の目で世の中を見ている太郎らしい台詞
太郎「なるほどねえ。戦争が無くならない訳だ」
これまでのほんわかしたドラマのテイストから、今回は一気に怪しい雰囲気に。まあ、よくあるご近所トラブルの一つを本作が「戦い」とサブタイトルを付けてどう描くかと思いきや、今回も冒頭でのこの太郎(オダギリジョー)の印象的な台詞で始まった。いつもミクロとマクロの両方の視点で世の中を見ている太郎らしい台詞だ。
「さくらや」の家族の一員になった気分になってくる
そして、行先の未定だった三枝(勝地涼)も法廷ドラマの脚本を書くプロになったこともさり気なく報告。で、更に太郎が働くスペイン料理店の店長が鶴見辰吾さん、太郎が法律相談する弁護士に板谷由夏さんと、今回も豪華ゲスト。また、太郎と礼子(尾野真千子)の新夫婦も実にお似合い。見ているこちらも「さくらや」の家族の一員になった気分になってくる。
ご近所の泥仕合って嫌なものだ
それにしても太賀さんが演じる訴状相手の川端が実にイヤらしくていい感じ。あんなのが目の前にいたら冷静でいられなくなるのに、必死に冷静を保とうとする太郎に裁判官(大石吾郎)もちょっと見方についてるのが面白い。正に絵に書いた泥仕合(互いに相手の欠点・失敗・秘密などを言い立てて非難しあう醜い争い)だ。
ラストの不安げで切ないおばあちゃんの目が印象的
ついに、春馬(大山蓮斗)が白黒模様の猫に餌をあげて育てていたことが判明する。叱る礼子と宥める太郎がホントいい夫婦に見えてくる。
明子「たかが裁判で家族のみんなが揉めるのは馬鹿馬鹿しいと思ってる」
前回でまだら痴呆症が見つかった明子(八千草薫)が家族をどれだけ大切にしているかが見えるこの台詞のあとに、「私もお金が必要なの」と自宅売却を太郎に相談する。翌朝明子が向かうのは有料老人ホームと言う衝撃。所内の「憩いの場」を見渡す不安げで切ないおばあちゃんの目が印象的なラストだった。
あとがき
ついに次回が最終回。「終わる」「忘れる」がキーワードのようだが、本作が「終わる」のは実に寂しいし、きっと本作を「忘れる」ことは無いと思います。最終回、辛くて切ないけどほんわかしたハッピーエンドを期待します。
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