あさが来た (第58回・12/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』『第58回』の感想
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
大阪を旅立つことになったはつ(宮崎あおい)は息子の藍之助をつれて、あさ(波瑠)を訪ねてやってくる。久しぶりにふたりの時間を過ごす、あさとはつの話は尽きない。あさの商いのことや、はつの子育てのことなど、語りあう姉妹。藍之助は、あさのそろばんで遊び、興味を持つようになる。そのとき、新次郎(玉木宏)は、あるものを持って急いで帰ってくる。それを見た、あさとはつは…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
朝ドラらしい作品に仕上がっているのは間違いない
今週は『お姉ちゃんの旅立ち』だから明日の姉妹のお別れまでは、こんな感じで進むのだろう。と言っても、物語そのものは大して進んでおらず、視聴者の思い出作りレベルの内容だが。しかし、ナレーションもすっかり脇役になり、朝ドラらしい作品に仕上がっているのは間違いない。
やり過ぎ感は否めない“はつ劇団” の見せ場づくり
何年も前に売りに出された琴が都合良く見つかったり、夜逃げをして身を隠している男が大店の店先で琴の音にのんびりと聞き惚れたり、流石に “はつが来た劇団” の見せ場を作りたいにしてもやり過ぎ感は否めないが、まあ前回同様に、本作が「姉妹の物語」と「夫婦の物語」であることの証としては悪くはないと思う。
来週は、あさの妊娠/出産で “はつが来た” は一休み?
ただ、如何せん “はつ” と言うより宮崎あおいさんの存在感が大き過ぎる。流石に出番を無くす他に解決策は無いからしょうがないか。また、NHKも妾についてはやはり触れ難いようだから、来週位にあさ(波瑠)の妊娠・出産でも描くと思う。そうなれば来週は “はつが来た” は一休み。その位がちょうどいい。
あとがき
朝ドラらしくなってちょうど1週間。毎日プチ感動のエピソードを描いて、視聴者にプチ幸福を届けるのは決して悪いと思いません。私もこの1週間は本作を観ていて良かったと思っていますから。
ただ、放送2か月が過ぎて、これが女性実業家のパイオニアである広岡浅子さんをモデルにした連ドラかと思うと実に寂しいし残念でなりません。毎朝、視聴者を楽しませるのは正しいですが、描くべきことがだいぶずれてきているような。私には『マッサン』の亡霊がチラついてきました。来週から巻き返して欲しいです。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』
43 44 45 46 47 48
第9週『炭坑の光』
49 50 51 52 53 54
第10週『お姉ちゃんの旅立ち』
55 56 57
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