相棒 season14 (第6話・11/25) 感想

テレビ朝日系『相棒 season14』(公式)
第6話『はつ恋』の感想。
新鋭アーティストの山本(内浦純一)が、腹部に刺し傷を負った転落遺体で見つかる。右京(水谷豊)は、山本のアトリエに散らばっていた壊れた作品の破片を拾い集め、復元に取り掛かる。山本から暴力を受けていた内縁の妻・玲奈(笛木優子)が捜査線上に浮かぶ。玲奈は右京らに21歳の時に山本と知り合ったと話す。しかし右京は、養護施設で育った玲奈が少女時代、祖父の家に滞在していた山本と知り合っていたと突き止める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今回こそ!と、『相棒』に期待した2つの関心事
久し振りに私より大の『相棒』ファンの妻とリアルタイム視聴をした今回。私と妻の最大の関心事は以下の2つ。
●新相棒である冠城亘が
ドラマの「道化役」と右京の「話し相手」と
法務省の「案内役」以外の役目を演じるか?
●毎度のように『杉下右京の事件簿』で終わらないか?
結論から言うと、前回同様に上の [Yahoo!テレビ] のあらすじに、亘(反町隆史)の名前がないことからも解かるように、残念ながら2つとも叶うことは無かった。
敢えて言う、これまでとの3つの違い
まあ敢えて、これまでとの違いを言うなら、
●亘が異常な程に饒舌になり、
右京(水谷豊)もそれなりに亘の意見に耳を傾け、
右京の「話し相手」度が増したこと
●米沢(六角精児)が亘にライバル心を抱いている様子が
かなり目立ったこと
●事件以外の右京らの日常的なことが描かれたこと
“亀山薫” はお調子者の腰巾着では無かった
エンドクレジットを見ると、脚本は本作初担当の谷口純一郎氏、演出はお馴染の和泉聖治氏。初登板の谷口氏をご祝儀として褒めるなら、いつもの2時間サスペンス調の無理矢理に複雑化させた事件を、谷口氏なりの『相棒』の新解釈で、法務省を出さずに、亘を右京の “金魚のフン” のようにべったり横付けし、「相棒=話し相手」に仕立てたとでも言おうか。
確かに、「法務省」を持ち出さなかったことは評価する。以前の相棒である “亀山薫” の雰囲気を醸し出そうとしたのかもしれないが、似ているのは雰囲気だけ。私には(敢えて言うが)お調子者の腰巾着にしか見えなかったのが残念だった。この「杉下右京の肥大化」を止めないと、本当に『相棒』が終わってしまう気がしてならないのだが…
あとがき
今回は、観ている最中ずっと『百夜行』や『遺留捜査』と言うドラマが頭をよぎっていました。そして「これが “相棒” なの?」って疑問も。次回に期待…と書きたいところですが、ホント、大丈夫なんでしょうか。
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