サイレーン 刑事×彼女×完全悪女 （第6話・11/24） 感想
関西テレビ・フジテレビ系『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』（公式）
第6話『破滅への罠…あの女を絶対許さない』の感想。
なお、原作漫画：山崎紗也夏氏の『サイレーン』は未読。
カラ（菜々緒）は、里見（松坂桃李）と猪熊（木村文乃）が元恋人の事件を知っていることに気付き、新たな行動に出る。カラを自宅に住まわせている渡（光石研）は、彼女からストーカーだと教えられた里見を尾行。里見がレナ（入山杏奈）らと会っている現場を盗み撮りする。猪熊が捜査一課に異動する話があると知った里見は、約束通り結婚の話を進めようとする。だが、里見への不信感が募る猪熊は、素直になることができない。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
用意周到なカラの罠に間抜けな警察が引っ掛かっただけ
残り何話あるのか知らないが、「松坂桃李、菜々緒をベッドに押し倒す！？ドラマオリジナルの結末へ新展開！」と大々的に銘打って挑んだ第6話だが、簡単に言えば用意周到なカラ（菜々緒）に間抜けな里見（松坂桃李）と猪熊（木村文乃）が簡単に罠に引っ掛かっただけ。
最終回までのけん引役が “カラ頼み” なのは情けない
「アクションシーンは、吹き替えなしです」を売りにした松坂桃李さんのアクションも影を潜め、里見はカラの罠に簡単に堕ちてしまうし、一向に優秀な刑事に見えない木村文乃さん演じる猪熊なのに捜査一課への異動が決定。これだけでも、捜査権の無い2人の機動捜査隊員の活躍って部分がしょぼいのに…
毎度書いているように、カラを演じる菜々緒さんの好演＆怪演が良くも悪くも前面に出過ぎちゃってるし（そこしか見せ場がないと言う考えもあるが）、カラの謎をどんどん見せてしまう脚本と演出によって、ミステリーの面白さが半減してしまっている…
で、結局は冒頭の話に戻るが、原作未読の私には「新展開」だろうがそんなのどうでも良いこと。あとは、カラの正体と二人の恋の行方がどうなるのかだけ。それを視聴者に期待させるのが、カラ頼みってのは情けない。何とか、巻き返しを期待したい。
あとがき
里見と猪熊だけではなく、劇中の警察がダメ過ぎませんか。テレビドラマとは言え、日本の治安が心配になりますよ。もう少し、捜査能力の高い二人の警察官と完全悪女の対決に見えるように描く努力が欲しいです。別に、私は菜々緒さんのスタイルの良さと松坂さんのシャワーシーンがお目当てではないので…
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