結婚式の前日に (第7話・11/24) 感想

TBS系『結婚式の前日に』(公式)
第7話『人生で絶対に手放せないもの見つけた!』の感想。
ひとみ(香里奈)の退院を記念して健介(遠藤憲一)たちが店でささやかな食事会を開く。一方、悠一(鈴木亮平)は響子(江波杏子)が勝手に進めていた留学の話を拒否し、2人の間に亀裂が。後日、ひとみは寺本(戸田菜穂)に誘われて、院内学級のボランティアを始める。そんな中、真菜(真野恵里菜)がひとみを訪ね、健介たち一同の前で悠一の家族がばらばらになりつつある現状を告げ、悠一を自由にしてあげてほしいと頭を下げる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
前回は詰め込み過ぎ、さて今回は…
今回の脚本は第2,5話担当の高橋麻紀氏で、演出は第4話担当の堀英樹氏。って、もはやそんなのどうでも良いのだが…。前回が詰め込み過ぎで、一気にひとみ(香里奈)の病気が悪化し仕事も辞めてって話だったのに対して、今回は治療中の経過もすっ飛ばして、突然退院のシーンから始まった。
やっと、悠一のひとみを見放さない覚悟が描かれた
突然だが、本作が今一つ以上に盛り上がらない最大の原因は、悠一(鈴木亮平)がひとみのことを本当に愛しているのかが映像として見えてこないことだと思ってきた。
悠一のどんなことがあろうとも、ひとみを見放さないと言う覚悟が描かれないために、母・響子(江波杏子)がひとみの敵役になれずに、ごもっともな意見を言う人で終わっていた。幼馴染の翔太(山本裕典)もひとみの邪魔をする真菜(真野恵里菜)も中途半端なキャラのままだった。
しかし、今回はやっと悠一の本心が描かれた。お蔭で、響子は子離れできずにいる母となり、翔太は幼馴染思いのいいヤツとなり、真菜が悪役として一気に立ってきた。本来なら第3話くらいでやって欲しかったこと。全何話か知らないが、ホントやっと描いてくれた、そんな第7話だ。
悠一の本心以外は、ひとみが退院しただけの話
ただ、喜んでばかりはいられない。とっくに描かれているべきことを覗けば、今回はひとみが退院しただけの話。折角、入院中の桐山(柳下大)という青年を創り出したのに十分に活用せず終わってるし、悠一の本心以外はこれまで何度も描かれてきたことばかり。
そして、ひとみの母・可奈子(原田美枝子)の存在感の薄さも半端無い。第7話でこの状態なら、最初から押し掛けのウザいキャラを止めておけば、離脱せずに済んだ視聴者もたくさんいたと思う。結局は、シリーズ全話の構成のミスと、2時間ドラマ向きのプロットを連ドラにした弊害が今でも尾を引いているってことだと思う。
あとがき
2時間ドラマだったら、まだ良かったと思います。そして、今回のエピソードが全体の1/4くらいのところだったら。やはり、悠一の本心や覚悟を描くのが遅過ぎます。
だから、こんな言い方は不謹慎かもしれませんが、ヒロインの病気は進行して厳しい状況なのに、ドラマ自体はちっとも切羽詰ったように感じない。今からでも巻き返して欲しいです。
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