コウノドリ (第6話・11/20) 感想

TBSテレビ系・金曜ドラマ『コウノドリ』(公式)
第6話『タイムリミットの先に』の感想。
なお、原作漫画:鈴ノ木ユウ氏の『コウノドリ』は未読。
何年も不妊治療を受けていた43歳の妊婦が、病院に救急搬送されてきた。サクラ(綾野剛)や四宮(星野源)たちは緊急手術を行うが、赤ん坊を救えず悔しい思いをする。一方、サクラが担当する不妊治療中の敦子(森口瑤子)が、5年間の治療の末に妊娠に成功。今回が最後の機会だと語る敦子に、サクラは注意深く声を掛ける。そんな折、妻を亡くし娘を一人で育てる浩之(小栗旬)が、体調不良の娘を連れて駆け込んでくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今回の完成度も抜群だった
不妊治療、高齢出産、一人親家庭、マタハラ、イクメンハラ…と今の出産や育児の社会的且つ医学的な問題をこれでもかと詰め込んだ充実した内容。
本作が毎回素晴らしいのは、それら盛り込んだテーマを何一つ中途半端にせず、きっちりと描き、ラストには感動を、そして爽やかな余韻を醸し出すこと。もちろん、今回もそれらを裏切ることは無かった。
妻を亡くした浩之のこの台詞にじーんときた
浩之「身ごもってからのあいつは、とても幸せそうでした。
でも、本当の幸せは産まれた後にあるんですよね。
芽依を抱っこしたら、
もっともっと愛おしくて堪らないのに…」
今回もイケメン俳優オーラのスイッチを完全に切って、一人のパパを演じ切った小栗旬さん演じる浩之がサクラ(綾野剛)に父子家庭の子育ての苦労と幸せを語るシーンのこの台詞が、本作のすべてを語っていると言って良いと思う。
産める幸せと育てる幸せ、比べるものではないが育てるために産む、そう言う最も大切なことをきちんと描いたのが良かった。
産科と新生児科の違い、不妊外来の現状まで盛り込んで
中盤に描かれた産科と新生児科の合同カンファレンスのシーンで、産科と新生児科の母体と赤ちゃんに対する見解が全く異なることが描かれた。普通の医療ドラマならさらっと過ぎてしまうところだが、更に不妊外来の現状まで盛り込んでしっかり描く。うーん、こんな良く出来たドラマがかつてあっただろうか。
あとがき
ホント、完成度の高い周産期医療のドラマだと思います。医師側と患者側から双方の立場をきちんと描いているのが素晴らしい。
それだけに、小さなお願いですがが、新生児科の描写をもう少し増やして欲しいです。今橋(大森南朋)は周産期センター長の立場もあるから、新生児科の白川(坂口健太郎)と新井(山口紗弥加)を助産師の小松(吉田羊)くらい活かして欲しいです。次回にも大いに期待します。
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