あさが来た (第45回・11/18) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第8週『京都、最後の贈り物』『第45回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
京都の今井家に五代友厚(ディーン・フジオカ)が訪ねてくる。今まで加野屋で仕事をしてきたあさ(波瑠)は、お金の恐ろしさを話す。そんなあさに五代は、お金で人を応援し、救うのが銀行だ、と新しい話をする。感銘を受けるあさ。偶然、やってきていた新次郎(玉木宏)と正吉(近藤正臣)は…。京都を去るあさとはつ(宮崎あおい)に母の梨江(寺島しのぶ)は、娘たちを心配に思う気持ちを伝える。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
10分間の「銀行の大切さ講座」も必然性があって良し
前半?の10分間は、ほぼ五代(ディーン・フジオカ)の「銀行の大切さ講座」でほぼ説明だけ。でも、今後のネタ振り、特にあさ(波瑠)の実業家への大きな第一歩になる大切なくだりだから、この位の尺を割くのはしょうがないだろう。とは言え、10分間は長いような…
2大女優の共演でたっぷり魅せた『はつが来た』
残りの5分間は、数日振りの『はつが来た』を2大女優の共演でたっぷり魅せた。小さな息子がいながらあんなに大きな糠床の壺をはるばる持ってきたはつ(宮崎あおい)の根性が描かれなくても見て取れた。まあ、内容については感動の嵐で間違いないと思う。
『あさが来た』と『はつが来た』が完全分離してきた
さて、この2週間ほどで感じるのは、『あさが来た』と『はつが来た』の相関関係が明確になってきたことだ。以前は『あさが来た』に『はつが来た』が食い込んで、物語をブツ切りにすると言う弊害があった。しかし、最近は完全に分離している。正確に言うと『あさが来た』のスピンオフドラマ的な存在。
これ、確かに以前は理想的な関係だと思ったのだが、ここまで完全に分離していると、姉妹の物語の部分が実に少なくなり勿体無いと思えてきたのだ。今日もあさ(波瑠)は旅支度でフレームアウトしてしまう。折角だから、久し振りの姉妹での会話なんてあっても良かったと思う。
久し振りに、しっかりと姉妹を描いたらどうだろう
だから、また反感を買うのを承知で書くが、『はつが来た』を気障ったらしく感じてしまう。言い換えれば、全体の流れの中での不自然さ。今日の母と娘のエピソードなんて素晴らしいと思うし、波瑠さんの演技も良くなってきているのだから、機会を作ってきっちりとしっかりと姉妹を描いた方が良いと思う。
あとがき
今日の『はつが来た』のエピソードは良く出来ていました。柱の陰から覗く忠興(升毅)の無言の名演技も良かったし。それだけに分離しちゃうのは勿体無くありませんか。確かに運命の明暗が分かれてしまった姉妹ですが、姉妹なのですから無理に引きはがすのは不自然です。そこが上手く行ったら良いのに…
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
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第4週『若奥さんの底力』
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第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
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第6週『妻の決心、夫の決意』
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第7週『だんな様の秘密』
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第8週『京都、最後の贈り物』
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