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あさが来た (第43回・11/16) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』公式
第8週『京都、最後の贈り物』『第43回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


九州の炭坑で抗夫たちに交じって元気に働くあさ(波瑠)のもとに手紙が届く。それは祖父、忠政(林与一)の危篤の知らせだった。京都の今井家にあさと姉のはつ(宮崎あおい)や家族が集まる。あさははつとともにおじいちゃんと懐かしい話で盛り上がる。一方、加野屋では、ひと月家を空けているあさに対して、義母のよの(風吹ジュン)の不満が募っていた。そして新次郎(玉木宏)は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

月曜日は、各人の現状報告…

先週中盤の『はつが来た』の尺が長かったため、月曜日に押されてしまった今日のくだり。お蔭で、長めの「先週のあらすじ」を入れての、いつもの特に何も起きない月曜日って感じ。まあ、先週いろいろあったから、月曜日は各人の現状報告と言ったところだろう。さて、今週は何が起こるのか。

脚本家にとって惣兵衛は “筆が乗る” キャラなのか?

漸く九州の炭鉱が軌道に乗ったところで、約2週間に亘って描かれたあさ(波瑠)の「九州編」で気になったことを書いてみる。それは、当blogで何かと物議を醸しだしている『はつが来た』のことだ。これまでも、はつ(宮崎あおい)に必要以上な出番を作るなとか、あさの物語をブツ切れにするなとか書いて来た。

しかし、この今日を含めた「九州編」を観て新たに感じたのは、脚本の大森美香氏が目をかけているのは「はつ」でなく惣兵衛(柄本佑)なのでは?と言う予測。脚本家的に言うと所謂 “筆が乗る” 登場人物。

確かに惣兵衛は本作中で稀に見る自由なキャラクター。何せ、自身の両親と家族以外とは実質無関係だし、本作はフィクションだから何でもアリ。取り敢えずこれまでの惣兵衛は、あさの「明」と真逆の「暗」の担当であり、姉妹の物語を翻弄させるために、何を言いだすか解からない謎多きキャラに仕立ててある。

惣兵衛を書くのが楽しくて書き過ぎたから?

そして先週あれだけ騒動になった失踪劇も、今朝には何もなかったように普通に野良仕事をしている惣兵衛。きっと大森氏は人それぞれ「幸せ」のカタチはあると言うのを姉妹の対比で描きたいに違いない。それ自体は間違っていない。でも、惣兵衛を失踪させたから、残念ながら姉妹を同時並行に描いたに過ぎなかった。

そう、惣兵衛の失踪させてことで、『あさが来た』と『はつが来た』は完全分離してしまったのだこれでは元も子もないし、これが姉妹の、人それぞれの「幸せ」の対比と言えるのだろうか。結局、ついつい惣兵衛を書くのが楽しくて書き過ぎたから、姉妹の対比にならなかった。そう言うことなんだと思う。

もっと上手に個性的な夫を活用して、姉妹の物語を描け

あさは、男勝りで奔放で自分からどんどん前に出てくパワフルな一面、おっちょこちょいでもろい一面がある。一方のはつは「決められた道を行く」と一見周囲にの言いなりのように見えて実はどこでもどんな状況でも適応して生きていける能力がある。この姉妹を2人の全く違う性質の夫で描いたら良いと思う。

脚本家が “筆が乗る” 登場人物と言うのは実に恐ろしいと思っている。脚本家自身さえ見失う位に描くのが楽しくなるのだから。その好例が『花子のアン』の宮本(葉山)蓮子だ。完全に「明」のヒロイン・村岡(安東)花子を、「暗」のヒロイン・蓮さまが食ってしまった。私は人それぞれの「幸せ」の対比のつもりが…そうならないことを危惧しているだけなのだ

あとがき

予告編によると今週は、「あさ一家」と「はつ一家」が交わる内容のようでした。とにかく、バランス良く描いて欲しい、ただそれだけです。

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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
31 32 33 34 35 36
第7週『だんな様の秘密』
37 38 39 40 41 42
第8週『京都、最後の贈り物』

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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