コウノドリ (第5話・11/13) 感想

コウノドリ

TBSテレビ系・金曜ドラマ『コウノドリ』公式
第5話『14歳の母この子のため少女の決心』の感想。
なお、原作漫画:鈴ノ木ユウ氏の『コウノドリ』は未読。


サクラ(綾野剛)は児童福祉施設の副院長・加賀美(浅茅陽子)と出会う。彼女はサクラを知っているようだが、サクラには覚えがない。そんな中、サクラは中学生・玲奈(山口まゆ)を担当することに。彼女は妊娠8カ月目だが母親になる自覚が薄く、家も貧しいため子どもを育てる余裕がない。彼女を妊娠させた中学生・亮(望月歩)の家族も、子どもを引き取る気はないようだ。サクラは特別養子縁組が可能か調べ始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

14歳の妊娠とサクラの過去の見事な2本立ての感動作

今回は、14歳の中学生の妊娠とサクラ(綾野剛)の過去の2本立て仕様を、特別養子縁組と児童福祉施設の2つの制度の紹介を織り交ぜながら、感動作に仕上げたと思う。気になったことも無きにしも非ずだが、それは最後に書くことにする。

真面目な部分をしっかり描くのも本作の素晴らしさ

今回の脚本の構成の最大にポイントは、冒頭で周産期母子医療センターのセンター長を務める今橋(大森南朋)のもとへ、“NPO法人ツグミの会”の代表者・笠原(烏丸せつこ)が訪れたシーンを入れたことだと思う。本来であれば、今橋でなくメディカルソーシャルワーカーの祥子(江口のりこ)に陳情するのが普通。

しかし、今回は祥子が業務で遅れるための話相手役的に今橋を登場させ、笠原代表の切なる思いを冒頭でしっかり描いた。なぜここが良いと思うか。それは冒頭で述べることで、のちの中学生カップルとサクラの人生物語に奥行きと幅の広さを与える布石になったと思うから。

もちろん、実の親が育てるのが一番なのだが、人にはそれぞれの事情や環境があり、全員が平等なお産ができる訳ではない。そんな時に活用できる制度のことを冒頭で説明したのが良かった。これが中盤だと後出し風になり、物足りなかったと思う。こう言う真面目な部分をしっかり描くのも本作の素晴らしさだ。

「予定日までの8日間」の緊迫した出産ドラマが始まる

小松「妊婦が中学生だろうと、待った無しで産まれてくるよ」

愚痴る新米産婦人科医・加江(松岡茉優)にベテラン助産師・留美子(吉田羊)が冷静に言うこの台詞が周産期の厳しさをよーく表していると思う。選択や考える自由はあってもその時間が限られているのがお産。その後の「予定日までの8日間」の緊迫した出産ドラマが始まるのを、現実的に言い当てた見事な台詞だと思う。

サクラの人生、そして本作のテーマでもある大事な台詞

サクラ「お母さんも赤ちゃんも
    誰一人死なせない産科医になるんだって」

だいぶ心身ともに落ち着いて来た玲奈(山口まゆ)に、身の上話をして和ませるサクラ(綾野剛)のこの言葉こそ、サクラの人生のテーマであり、本作のテーマでもある大事な台詞だ。今回の2本立てがきっちりと交わった良いシーンだった。

サクラの優しさと強さこそ、本作でしか表せない魅力

美智子(浅茅陽子)が副院長を務めるイレーネ乳児院で、第1話の夏希(清富美加)の子ども・こころちゃんを預かっていると言う連ドラ設定も良いし、乳児院でサクラがピアノを演奏すると反応する子供たちも微笑ましかった。分娩室で苦しむ彼女を心配する元カレ・亮(望月歩)に優しい口調で厳しい人生訓を伝えるサクラが魅力的だった。

ただ、最後に冷静になって気になったことも書いておく。出産、特に今回のような2本立ての内容は、誰が演じてもどの局が作ってもある程度の感動作になると思う。それだけに、2本立てのお陰で、サクラが玲奈と直接関わる部分をもっと描いて、本作らしさを魅せて欲しかった。サクラの優しさと強さこそ、本作でしか表現できない魅力なのだから…

あとがき

ドラマのラストシーン、出産直後の病室での玲奈の号泣と、廊下で我が子に触れる亮から赤ちゃんを引きはがすような厳しさを見せたサクラに感動しました。主題歌ともぴったりとマッチして見事なエンディングでした。
そして、次回は第2話でイケメン俳優オーラのスイッチを完全に切って、一人のパパを演じ切った小栗旬さんが登場。これまた期待します。

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第1話 第2話 第3話 第4話

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