遺産争族 (第4話・11/12) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『遺産争族』(公式)
第4話『カネが家族を壊す!?三姉妹の反乱嫁姑の闘い始まる!』の感想。
育生(向井理)と楓(榮倉奈々)は、アパートが見つかるまで、育生の実家に置いてもらうつもりだ。華子(岸本加世子)は、河村家に戻るよう告げるが、2人の覚悟を知り、恒三(岸部一徳)たちとなるべく早く話し合うことを条件に泊める。一方、月子(室井滋)と凛子(板谷由夏)は、龍太郎(伊東四朗)に「生前贈与」をしてほしいと直訴。何も知らされずに同席した陽子(余貴美子)は、恒三には内緒にするよう念を押されて、困惑する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
毎回同じことの繰り返しに感じてしまう理由
これを言ったら元も子もないが、遺産相続は原則的に実子が最優先されるわけだから、長女の陽子(余貴美子)が、前回での龍太郎(伊東四朗)が育生(向井理)を養子にすると言うトンデモない言動に対して戦々恐々するのは良いのだが、今回もラスト以外は大して話は進まず、毎回同じことの繰り返しにしか思えない。
それは「三姉妹+恒三」が一塊にしか見えないこと
その理由は、「三姉妹+恒三(岸部一徳)」が一塊にしか見えないこと。劇中ではあれこれ設定を変え演技を変えやっているのは理解するし、俳優の存在感と演技力のお陰でその場しのぎ的な面白さはあるが、物語の登場人物としては個々の魅力に欠ける。いや、正しく言えば三姉妹である必然性が殆ど無いのだ。
いや、むしろこの類のドラマとしては、育生(婿)VS陽子(実子)の対立構造に、恒三が絡んだだけの方がシンプルで解かり易くなる。また、一人当たりの相続額も三姉妹に分けるより大きくなるから、物語的にも面白くなる。
育生のグレー状態を明らかにしても良いのでは?
なのに、本作は三姉妹に設定した。今さら言っても時既に遅しだが、育生が登場する以前から三姉妹は父の遺産相続で揉めており、そこへ育生が登場して更に揉め事が大きくなるとした方が良かった。
その上、第4話になっても育生が腹黒い一面を持っているのか、全くグレー状態の描き方になっているから、今一つ今後への期待感が盛り上がらない。「三姉妹+恒三」の楽しさだけで引っ張るには限界がある。そろそろ育生を次の段階へ進めても良いのでは?まあ、次回から少し物語が進みそうだから、そこへ期待しておくしかないか。
あとがき
遺産相続がどうこうと言うよりも、「三姉妹+恒三」の演技の面白さしか見所がなくなりつつあるような。折角、これだけの芸達者を集めたのですから、脚本にもっと頑張って欲しいです。
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