あさが来た (第40回・11/12) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第7週『だんな様の秘密』『第40回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
※記事中の「白岡家」を「眉山家」へ修正(2015/11/12 09:44)
炭坑夫に囲まれたあさ(波瑠)がひるんだ時に、ズドンという音が響く。五代(ディーン・フジオカ)からもらったピストルが落ちて暴発したのだ。驚く親分の治郎作(山崎銀之丞)や抗夫たちにあさは「うちは負けしまへん」と啖呵(たんか)を切る。するとカズ(富田靖子)や女性たちが、殺さないでくれとあさに訴えて…。一方、はつ(宮崎あおい)は夫の惣兵衛(柄本佑)を見つけだし…。そして、あさの前にある人物が現れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ついに、10分間近く「はつが出た」
今朝の15分間が、朝ドラらしいのも、それなりに楽しいのも、万人受けするのも認めるが、本作は『あさが来た』であり、私が観たいのは「あさ」。『はつが来た』は無駄とは思わないが、私は積極的に観たい訳では無いってこと。
白岡眉山家より今井家を積極的に描くべきでないか?
今は、「あさ」と「はつ」の姉妹の比較を一段階上がって、加野屋と山王寺屋、今井家と白岡眉山家の比較にまで発展している。それらを描くのは悪いとは思わない。しかし、史実に基づこうが基づかなかろうが、今は無鉄砲で勢いだけの「あさ」を今後支えて助けるのは「あさ」の実家・今井家しかないのは誰にでも解かること。
だとしたら、白岡眉山家の涙の再会を描くのを止めないが、それ以上に今井家の現状を描いて欲しい。このままでは、「あさ」がピンチの時に突然今井家が参上するように見えてしまうに決まってる。それでも『あさが来た』と言えるのだろうか。
ほぼ明治初期のカツラと衣装を身につけた現代劇
また、スタート当初は「朝ドラで時代劇」が珍しく、それなり目新しかったし丁寧さもあった。しかし、先週あたりから、特に今日の『はつが来た』を見れば、ほぼ明治初期のカツラと衣装を身につけた現代劇になりつつあるのは明らか。この辺もとても残念に思う。
このまま「あさ」は元気担当、「はつ」はお涙担当か?
それにしても、ここまで『はつが来た』が尺を取り、がっつりとお涙頂戴芝居を仕掛けて来ると、このまま「あさ」は元気担当、「はつ」はお涙担当として、ずっと描き続けるつもりなのだろうか。白岡眉山家は芸達者が揃ってるんだから、もう少し出番をまとめるか、時々「一方で姉のはつは…」とインサートして、印象付けだけやれば良いと思うが…
あとがき
朝ドラとしては、それなりに楽しいと思います。ただ、実業家の広岡浅子さんがモデルの物語としては、かなりがっかりしています。やはり、放送前の危機感が本物になってきた。そんな今朝の放送でした。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19 20 21 22 23 24
第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
25 26 27 28 29 30
第6週『妻の決心、夫の決意』
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第7週『だんな様の秘密』
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