あさが来た (第35回・11/6) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第6週『妻の決心、夫の決意』『第35回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
炭坑経営のために九州へ向かう支度をしているあさ(波瑠)は泣いていた。新次郎(玉木宏)の妾(めかけ)話が進んでいるためだ。姉はつ(宮崎あおい)に相談するが、はつの旦那、惣兵衛(柄本佑)は失踪中。姉妹は冗談を交え慰め合うしかなく…。そんな時、大阪に戻ってきた五代友厚(ディーン・フジオカ)は、あさにあることを伝える…。ショックを受け悲しみに暮れるあさ。そして新次郎は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
はつは、あさの気持ちの “きっかけ” なんだけど
いよいよ週のまとめの金曜日。とにかく今週はネタが多い。1つ1つのエピソードが描写が物足りないのはあるものの、5日間を押しなべて考えると、それ程悪いとは思わないし、面白く進んでいるとは思う。
それだけに目についてしまうのが、今週のはつ(宮崎あおい)の描き方。はつの出産にしても夫を思う気持ちにしても、あさ(波瑠)の決心や今日の涙の “きっかけ” としては、物語の重要なアイテムであり、語りの「その頃、藍之助と名付けられた…」とあるように姉妹の物語として必要なのは間違いない。
あさの出番が短過ぎる
しかし、如何せん『はつが来た』の尺が長過ぎる。もちろん、脚本や演出がすべてにおいて丁寧に描こうと言う意図からそうなっているのだが、やはり全体の放送時間に対しての物理的な尺の割合が、はつが長過ぎると言うより、あさが短過ぎると言う印象が強い。
もう少しだけはつを削って、あさが妾を受け入れる決心までの葛藤や炭鉱への情熱を編集で入れておけば、今回の雨に濡れた夫婦の会話も、炭坑の持ち主、櫛田そえ(木村佳乃)のサプライズも効果絶大だっと思う。ホント、もったいない。
あとがき
もう、今後ははつがどれだけ画面に登場するかが肝になってきたように思います。残念ながら、宮崎あおいさんが画面に出ると全部持って行ってしまうんで。つくり手は描きたいし、多くの視聴者も観たいでしょうから削るのは大変だと思いますが、もう少しだけあさの出番を残した方が良いと思います。ホント、もったいないですよ。
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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
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第2週『ふたつの花びら』
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第3週『新選組参上!』
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第4週『若奥さんの底力』
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第5週『お姉ちゃんに笑顔を』
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第6週『妻の決心、夫の決意』
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