結婚式の前日に (第4話・11/3) 感想

TBS系『結婚式の前日に』(公式)
第4話『不器用すぎる母の愛結婚を諦めないで!』の感想。
ひとみ(香里奈)は園田家を訪れ、両親が押し掛けた件で響子(江波杏子)に謝罪。あきれた響子は相手にしない。一方、ひとみの同僚・小倉(中野裕太)は上司・鈴木(矢柴俊博)に、ひとみが何らかの病を抱えているとほのめかしていた。そんな中、ひとみは治療を優先するため、悠一(鈴木亮平)に結婚式の延期を提案する。ところが、可奈子(原田美枝子)が勝手に園田家に式の招待状を送付。響子は激高し、ますます態度を硬化させる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ひとみと悠一が本気で愛し合ってるように描け
ひとみ(香里奈)と悠一(鈴木亮平)が愛し合っているように全く見えないから、ひとみに恋敵が嫌味を言っても苦悩しているように見えないし、ひとみが「もし別れたら悠一さんが楽になるかな」と言ったところで、そんな気一つもないくせにと見えちゃう。また、悠一がいくらひとみを庇っても上辺だけにしか見えない。
とにかく本作が恋愛ドラマやヒューマンドラマと言うなら、まず、ひとみと悠一の愛の絆がしっかり描かれるのが大前提。しかし、第4話になっても2人の愛は緩々の基礎の上に立った家と同じで最初から傾いてるまま。その家の中であれこれ騒いでも、中の人たちは大変だろうが、外から見たら「家が傾いてるよ」って話。ここを再構築しない限り、これ以上面白くはならないと思う。
ひとみと可奈子の母子をもっと描け
上のことより問題なのは、本作は2人の愛情がしっかりと描かれていると言う大前提での話にはなるが、本当に本作が描くべきは、ひとみと可奈子(原田美枝子)の関係(修復)のはず。でなければ、第1回であのような唐突な登場をするはずがない。
しかし、本作は第1話から第3話を3人の脚本家に担当させたたお蔭で、第2話と第3話での可奈子は脇役以下の扱いになった。そしてこの第4話で第1話担当の山室有紀子氏に脚本が戻り、幸か不幸かドラマ上の可奈子の扱いだけは、第1話並になった。正直「今さら」感が無くもないが、描かないより「マシ」。
と言っても、第4話が第2,3話とかなり作風が違ってしまったのは事実。それなりに面白いと思っている私でも、この雰囲気の違いに戸惑うし違和感を覚えてしまう。とにかく視聴率的に成功しているとは言えない本作だからこそ、いっそ今回の可奈子の活かし方で統一し進むべき。可奈子を書けない脚本家は排除してもだ。
あとがき
「迷走中」とは正にこのドラマのことだと思います。3人の脚本家で改めて「柏田可奈子」の登場人物設定を見直して共有して、物語の中心に持ってくるべきです。それをしないなら、TBSがいつもやってるつまらない「余命ドラマ」の仲間入りをするだけだと思います。主役の香里奈さんの人気のせいにするのはかわいそうです。
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