あさが来た (第32回・11/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第6週『妻の決心、夫の決意』『第32回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。また、本記事では「宮崎あおい」さんの「さき」は本来の「立つ崎」が機種依存文字のため「崎」に統一しています。
加野屋を訪ねて来たのは、あさ(波瑠)の父、忠興(升毅)だった。正吉(近藤正臣)は、あさが嫁に来てくれたおかげで、加野屋は救われたと忠興に話す。深々と頭を下げる忠興。そしてあさは新しい商いに石炭を考えていると忠興に相談。炭坑経営は難しいと伝えるが、それでも諦めないあさに忠興は…。そんな時、新次郎(玉木宏)は三味線の師匠、美和(野々すみ花)の所へ向かい…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
アバンもメインタイル後も軽く引き伸ばして…
前回の予想通りに、アバンタイトルから今日の15分は何も起こらない雰囲気が漂ってスタートした祝日の『あさが来た」。メインタイトル後も、私には引き伸ばしにしか感じないが、一応は「丁寧に」嫁入りしてからのあさ(波瑠)の状況説明を正吉(近藤正臣)があさの父・忠興(升毅)へってところか。
『はつが来た』も軽く引き伸ばして…
そして、続いては多くの視聴者に大人気の『はつが来た』が今朝も好調にスタート。こちらも、私には引き伸ばしにしか感じないが、一応は「丁寧に」あさとはつ(宮崎あおい)の姉妹の比較をしたってところか。そして、唐突にあぜ道で忠興が娘の炭鉱行きを応援して、更に今日もクドい語りで捕捉して終了。
でも、良い意味で「普通の朝ドラ」になってる
何も進展せずに12分には、いきなり年明け。ただ、昨日の記事で「どうやら今週は普通の朝ドラになるみたい」と書いたようにはなっている。そう、明らかに前回よりは「普通の朝ドラ」。決して悪い意味では無いことだけは添えておく。
時代劇の手法を活かした情景描写がすごく良かった
そして、不安だらけの3人目のこの演出家だが、今日のカット割りと編集で良いところがあった。これまでで一番時代劇風の作法を上手に使った情景描写だったかもしれない。それが、忠興が通された加野屋の室内の情景だ。贅沢に作った加野屋のセットを活かした奥行きと広がりのある画角。
中庭を抜けた更に奥の部屋のそのまた奥の店先に人を歩かせたり、新次郎(玉木宏)の目の前を忠興が横切って行き、姿が見えない忠興の声はきちんと小さく遠く聞こえたり。明らかに時代劇の手法だが、こう言うきめ細かい演出があると、多少俳優のアップが多過ぎるのも少しは許したくもなる。
あとがき
進展のない祭日放送は承知していたので、今回は時代劇の手法を活かした情景描写が見られただけでも良かったです。昨日は心配だらけの佐々木義春氏の演出でしたが、この調子で進んだら、意外と奇を衒わない「普通の朝ドラ」として良い感じで仕上がるかもしれません。
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