5→9～私に恋したお坊さん～ （第4話・11/2） 感想

フジテレビ系・月9『5→9～私に恋したお坊さん～』（公式）
第4話『大波乱!!一触即発の四角関係!!禁断の秘密、バレる』の感想。
なお、原作漫画：相原実貴氏の『5時から9時まで』は未読。

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満（上島竜兵）が恵子（戸田恵子）の実家に泊まったことをきっかけに結婚したと聞いた高嶺（山下智久）は一橋寺での宿坊体験を思い立ち、ひばり（加賀まりこ）の反対を押し切って不眠不休で準備する。高嶺から強引に宿坊体験ツアーに招待された潤子（石原さとみ）は、百絵（高梨臨）に付き合ってもらい渋々行くことに。‘腐女子’の百絵は僧侶だらけの環境に大喜びだが、苦手なアーサー（速水もこみち）も招待されていたため動揺する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

やっと私が見たかった「潤子と高嶺」に出会えた

やっと、やっと、やっと私が見たかったテレビドラマに仕上がった、そんな第4話だった。これまでの潤子（石原さとみ）は優柔不断な女だったし、高嶺（山下智久）はただのストーカー僧侶で、脇役は邪魔者にしか、私には映っていなかった。

しかし、今回はコメディ要素を増やして登場人物たちが積極的に動き出したお蔭で、潤子はモテ過ぎて困る程のモテキの自分が可愛いと認識してない女子に、高嶺は恋愛に不器用でバカが付くような真面目な金持ち＆イケメンなお坊さんに、ちゃーんと見えた。最初からこの位に突き抜けて描けば良かったのに…

脇役たちが一斉に動き出すのは、今回限定ならOK

さて、普段はメインの登場人物以外の所謂「脇役」がざわざわと動き出すのは否定派の私なのだが、今作、いや今回に限ってはそう思わなかった。なぜなら上で書いたように、私には潤子が全くモテキに見えていなかったから。だから、今回くらいに「一触即発の四角関係」してもらって丁度良かった。

ただ、これは「今回に限って」になると思う。第3話までと第4話の差ほどに第5話も濃くなれば、案じている主人公・潤子と高嶺のカップルが埋没する可能性は大きいから。とにかく、今回が良かっただけに、次回の脇役の動き方には十分に配慮して欲しい。でないと、折角の第4話が仇になるから…

ついに “俳優・山下智久” も本格始動って感じ

さて、“俳優・山下智久” の応援団の1人としても、今回の山下さん演じる高嶺はドラマに不可欠な存在として四角関係に埋もれることは無く、私には今作で初めて輝いた放送回だと思った。

特に、高嶺が友だちとの交流が出来た嬉しさで体調を壊すくだりや、法事の朝に正装用の法衣を来て凛とした姿など、どことなく『アルジャーノンに花束を』の “白鳥咲人” を彷彿させるような眼差しを感じて、ドキッとした。真面目な顔でコケるのもなかなか良くて観ていてニヤッとしてしまった。

この調子で進んで行けば、“星川高嶺” は咲ちゃんに次ぐはまり役いなるかもしれない。応援団としてはそこにも注目できるように仕上がってきた本作にも、“俳優・山下智久” にも期待したい。

あとがき

第4話の世間の評判は知りませんが、私には第3話で離脱しなくて良かったと思えた放送回でした。あとは、脇役の動きを程々にして、潤子と高嶺の描写に集中し直せば大丈夫だと思います。って、ホント大丈夫かな？次回に期待します。

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