下町ロケット (第3話・11/1) 感想

下町ロケット

TBS系・日曜劇場『下町ロケット』公式
第3話『池井戸潤・直木賞受賞作~新たな敵・帝国重工が牙をむく!』の感想。
なお、原作小説:池井戸潤氏の『下町ロケット』は未読。WOWWOW版は未見、ラジオドラマ版も未聴。


ナカシマ工業との和解に成功した佃(阿部寛)は、バルブシステムの特許を帝国重工に売却するか使用契約にするかの選択を迫られる。佃はそこで、部品供給という第三の道を選択。それだけは認められない財前(吉川晃司)は佃たちの周辺を探り、説得のための材料を集める。佃製作所の社内では、部品供給の話を聞いた営業部の唐木田(谷田歩)らは猛反発。一方、技術開発部の山崎(安田顕)らは肯定的で、険悪な空気が漂う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

いよいよ佃の夢と情熱の物語が始まった

2回の放送を終えて、やっとこの第3話から主人公・佃(阿部寛)のエンジニアとして、社長としてのロケットエンジン開発への夢と情熱が主軸に描かれた始めた本作。特に、佃については家族(主に娘だが)との関係も描かれ、演者らしさも所々に散りばめられシリアスで少々難解な物語に笑いを添えていい感じに仕上がりつつあると思う。

もっと登場人物たちの内面を魅せて欲しい

ただ、気になる点がある。それは、佃とギリギリ財前(吉川晃司)については、所謂「人間ドラマ」が描かれているが、その他の登場人物の「人間ドラマ」の部分が至って表面的にしか描かれてない印象が強いこと。これは、私が思うに、以下の脚本と演出に起因しているのでないかと推察する。

それは、物語の進行が「あらすじの箇条書き」や「社史年表のダイジェスト化」に見えてしまう点だ。具体的には、こんなパターンが多く存在する…

  [1] まず、突然に何か問題や騒動が発生する
  ↓
  [2] すぐに、大量のナレーションでのそれの事情説明が入る
  ↓
  [3] 登場人物の顔芸みたいなアップの切り返しで一見落着

確かにテンポが良いのは事実だし、俳優が本業で無い演者に難しい演技を要求しなくても済むし、何より美味しいとこどり、見どころ満載の印象付けが出来るから、ついついやってしまうのも解からないでもない。実際、これによって本作らしさも出て来たし、面白味を増しているのだから悩ましい。

しかし、敢えて言うなら、もう少し問題や騒動そのものを箇条書きに描くのではなく、そこで動く人間、人間の心をもっと俳優の演技で観てみたい。贅沢な悩みだと思うが、それもこれも放送前からの私の本作への大きな期待があるから。是非、もっと登場人物たちの内面を魅せて欲しい…

あとがき

今回は、元宇宙科学開発機構の研究員で、今は父親が残した下町の工場「佃製作所」の経営者として第二の人生を送る佃航平がしっかり描かれたと思います。その点では満足感は高いですし、面白いドラマだと思います。それだけに、もっとと言う期待を書いてみました。次回も大いに期待します。

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【これまでの感想】
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