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あさが来た (第20回・10/20) 感想

連続テレビ小説「あさが来た」

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』公式
第4週『若奥さんの底力』『第20回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。


加野屋からの借金を一度も返していない宇奈山藩の取り立てに行ったあさ(波瑠)は、偶然はつ(宮崎あおい)の女中ふゆ(清原果耶)に出会う。山王寺屋が傾きかけていることを知ったあさは、ふゆにはつ宛ての文を渡すのだが…。時代は混乱し、多くの大名は困窮していた。何度追い返されても、こりずに取り立てに行くあさ。取り合ってくれない宇奈山藩に、ついにあさは座り込みをする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

かなり理屈っぽいが、時代劇調と現代劇調について

昨日は、第3週までと演出家が変わり、特にはつ(宮崎あおい)のシーンの挿入方法がこれまでの時代劇調を無視して現代調になってがっかりしたと、少々専門的なことを書いた。そこで、少し時代劇調について解かり易く書いてみる。

現代劇では基本的に劇中の時間や場所がハッキリしているから(時計もあるし、駅や住所表示や部屋の内装違うと言う意味)、今のシーンと次のシーンの間に何も挟まなくても時間と場所の変化が解かり易いし、それが現代調の演出でもある。

一方の時代劇調とは、時間や場所が異なるシーンとシーンの間には、情緒的なり情景的なカットを挟んで時間や場所の変化を緩やかに和やかに伝えることが多い。例えば、囲炉裏の煙、七輪の灰をかき混ぜる、池の鯉、ロウソクの灯、道を行き交う人々などが考えられる。

今日の15分間の「あさ」と「はつ」の演出の違い

今回で言えば、最初に山王寺屋が登場するファーストカットは看板。次の山王寺屋のはつ(宮崎あおい)のアップから加野屋のあさ(波瑠)は直結。あさが怒って宇奈山の藩蔵屋敷に行く時も屋敷の全景は無くほぼ直結。「フン!」と横向くあさの次の山王寺屋は店の全景が1カット挿入あり。その後の嫁いびりでやるせないはつのアップから、お守りを持つあさのカットへは直結。

これのことから、以下のことが分かる。
  ●「あさ」から「はつ」へは時代劇調の演出
  ●「はつ」から「あさ」へは現代劇調の演出
これは、今週の演出家は「あさ」と「はつ」への重心が違うことを意味すると考えざるを得ない。言ってしまえば、「はつ」に重きを置きつつあると言うことだ。

第2週まで心配だった「あの問題」が…

こうなると、第2週まで心配だった「あの問題」が首をもたげてきてしまう。別に、はつを描くなとは思わない。先週末のように、必要な時に必然的に登場すれば、驚きもあるし衝撃もあるし、何よりそう言うことがドラマチックと言いもの。だから、この私も第3週は絶賛の感想を書き続けたのだ。

しかし、今週の演出家は違う。はつの部分が楽しくて面白いから、気づき難いし鼻につく程には感じないだけで、私にはどうしても、『花子とアン』の蓮さま、『マッサン』のエリー、『まれ』の藍子に通ずるものを、はつに感じてしまうのだ。

良いところが勝っている今のうちに…

今日で言うなら、はつのエピソードは放送尺でも話の内容でもネタ振りや小出しのレベルは逸脱していると思う。しかし、今週の演出家・新田真三氏が “はつアゲ” を続ける限り改善は難しいと思う。もう今週は諦めて、3人目の演出家・佐々木善春氏か、第3週までの西谷真一氏になるまで待つしか無いようだ。

でも、ドラマとしては面白いし楽しい朝を迎えられている。そう、良いところが勝っているからだ。どうかNHKには今のうちに軌道修正をお願いしたい。過去の近作はこの出だしで躓いているのだから。

あとがき

そんな細かいところ、一々見なくても良いのにって話ですよね。でも、意図的に編集(演出)されているのは、今回の分析で解かって頂けたと思います。今作が傑作になるかもしれないと期待しているからこそ、小火のうちに消しておいた方が良いと思うんですが…

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【これまでの感想】
[読書] 小説土佐堀川 女性実業家・広岡浅子の生涯 新装改訂版 (古川 智映子/著・潮出版社) 感想 ※平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」 の原案
第1週『小さな許嫁』
1 2 3 4 5 6
第2週『ふたつの花びら』
7 8 9 10 11 12
第3週『新選組参上!』
13 14 15 16 17 18
第4週『若奥さんの底力』
19

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