掟上今日子の備忘録 (第2話・10/17) 感想

日本テレビ系『掟上今日子の備忘録』(公式)
第2話『忘却探偵に恋の罠…水泳選手殺しの犯人は今日子さんの恋人!?』の感想。
なお、原作小説:西尾維新氏の『掟上今日子の備忘録』『掟上今日子の推薦文』は未読。
殺人容疑の掛かった鯨井(堀井新太)が絆井(及川光博)を訪ねてくる。友人の宇奈木(篤海)を訪ねた鯨井は、風呂場で彼の遺体を発見。ドライヤーの漏電による感電死で、警察は殺人と断定した。しかし、鯨井はその時刻、今日子(新垣結衣)とカフェにいたと証言する。アリバイが証明できない今日子は、犯人捜しを引き受けることに。一方、事件直前、仕事で宇奈木の部屋を訪れていた厄介(岡田将生)も、重要参考人になってしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
あれだけすべての登場人物たちが喋りまくれば…
今回は拡大もない通常回だからか、やっと1話1事件になった本作。ただ、正直言うと1話に2つの事件で丁度良いくらいと思ったから(大して複雑な事件でも無いし)、間延びが最大の懸念だったのだ。
しかし、厄介(岡田将生)を上手く利用して穴埋め作業をやったために、何とか間が空くことは(間延びとは別の意味)は無かった。まあ、あれだけすべての登場人物たちが喋りまくれば当然だか。
致命的なミス?
ただ、大きな疑問が残ってしまった。それは「これって本当に丸一日の話なの?」ってことだ。とにかく、今日子(新垣結衣)はどこでもドアでも使っているかのように、あちこちに移動しては顔を出し次々と推理を語りだすから、1日の話に見えないのだ。これは、「記憶が1日しかもたない」と言う主人公の物語としては、私には致命的なミスに思えてしまう。
なぜなら、1日で事件を解決するだけで、口先で「記憶が1日しかもたない」だけと同じなのだから。例えば、午前中に調査依頼かあり、夕刻に推理を披露して、夜遅く報酬を貰うとか。とにかく視覚的効果で1日の時間経過を明確にした方が解りやすいと思う。
大きな違和感…
また、前回との大きな違和感もある。第1話では見過ごせません他の探偵モノに比べれば事件もトリックも謎解きも稚拙なのだか、少ない情報で賢く事件を解決したように見えていた。しかし、今回は “あの程度のトリック” を1日の大半を使って解決した。これでは僅かまだ2話なのに今日子の能力がどれだけあるのか全く解らない。
あとがき
第2話を観ても釈然としなかったのは、「すべてを1日で忘れてしまう」から「事件を(ほぼ)即日解決する」ような探偵スタイルになったのか、「すべてを1日で忘れてしまう」ことと「事件を(ほぼ)即日解決する」ことは別の能力なのかってこと。これも今日子の能力が見えてこない原因でもあります。
一方で、こんな楽しみ方もあるんだと思います。謎解きやミステリー部分はあくまでオマケ。可愛い忘却探偵と不遇の青年のラブコメとして観るってこと。こちらの立場の視聴者は、私の感想なんぞ「的外れ」の一言で終わりでしょうけど。次回まで様子見をします。
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【これまでの感想】
第1話
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