あさが来た (第18回・10/17) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第3週『新選組参上!』『第18回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
あさ(波瑠)と新次郎(玉木宏)は、毎晩部屋にこもっていた。二人は店の帳面を勘定しているのだった。その額は莫大だが、蔵を開けてみると千両箱はほとんどない。店のお金のことが急に心配になるあさ。そして、あさが姉のはつ(宮崎あおい)を訪ねると留守だと追い返されてしまう。その頃、はつは義母の菊(萬田久子)と夫の惣兵衛によって…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
“実業家のタマゴ” のあさのドラマが動き出した
昨日は、あさ(波瑠)と新次郎(玉木宏)の正に「あさが来た」と言う15分間だったが、今日は一変。ついにあさの存在、言動によって “実業家のタマゴ” のあさのドラマが動き出したって感じ。大福帳に囲まれた夫婦もちょっと漫画チックに描かれ、重すぎず軽すぎるいい感じ。うまいさじ加減だと思う。
姉妹のコントラストの描き方も良かった
10分過ぎには、昨日登場の無かった姉のはつ(宮崎あおい)のくだり。意外、いやかなり暗黒の雰囲気。この辺の姉妹のコントラストの描き方も、はつを立て過ぎず尺も描写も良かった。当時の嫁入りの事情をきちんと映像で見せて、視聴者に何気に伝えていく。予告編への流れも自然。来週が「いよいよ」の始まりのようだ。
描き過ぎないところが良い
第3週を観て感じるのは、脚本家・大森美香氏が状況説明を説明として描くのでなく、登場人物たちの言動やその時代の出来事、そう劇中の日常の中に実に巧く溶け込ませていることだ。特に、今日もそうだが、あさの隠れた才能が次第に表面化してくる様子などは、実にドラマチックに見えてくる。
そして、その経過段階はドラマチックに感じさせながら、心情の変化は実に丁寧に丹念に描写し、しかしその結果は実にサラリと描く。だから、観た後の余韻が実に清々しい。この辺は、最近の朝ドラの中では抜群に良いところだと思う。
あとがき
いやあ、名作の予感がしてきますね。とにかく、安心して観られるのが一番です。あさと新次郎の夫婦の関係が次第に深まっていく様子が、楽しみになるようになってきました。第4週にも期待します。それでは、仕事に行って来ます…
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