あさが来た (第16回・10/15) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第3週『新選組参上!』『第16回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
大坂の米会所を訪れたあさ(波瑠)が偶然再会したのは、五代才助(ディーン・フジオカ)だった。五代はあさに「世の中はこれから大きく変わる」と言い立ち去る。姉のはつ(宮崎あおい)の元には、京都から母の梨江(寺島しのぶ)が訪ねていた。梨江が大坂にやってきた理由とは…。あさが毎晩出かける新次郎(玉木宏)の後をついて行くと…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
時代劇として真っ当なつくり方に好感が持てる
今日のあさ(波瑠)と五代才助(ディーン・フジオカ)の出会いのシーンの描き方も、妙に歴史的登場人物で時代を強引に見せるのでなく、ロケ撮影で「米会所」を使ってその時代らしさを自然に見せた。時代劇として真っ当なつくり方に好感が持てる。
はつだけでなくあさの嫁姑&嫁舅問題も描いて…
そして、今回の話の中心は半年後のあさと姉のはつ(宮崎あおい)の対比。はつの方は、朝ドラお約束の嫁姑問題をさり気なく描いた。一方のあさは、“若奥さま” ぶりを描きつつ、家の者たちともそれなりに上手くやり商いにも興味を持ち…と言った感じ。
今日の15分間だけで言うのもなんだが、今後への期待を含めて書くと、鼻につかない程度に、はつだけでなくあさの嫁姑&嫁舅問題も描いて欲しい。それが、本作があくまで朝ドラであることの証にもなる。
もっと、あさとはつのそれぞれの人間関係を見たい
また、はつの描写も当初に心配していたような「はつに故意に肩入れ」した描き方で無いのは十分承知だが、時代が動きやがてあさがあれこれと活躍し出せば、物語の中心は自然とあさになるはず。だからこそ、それまでは、良い感じであさとはつのそれぞれの人間関係をじっくり見てみたい。
あさに対するはつの描き方のさじ加減が抜群
上のように書いておいて矛盾するような気もするが、W主役を心配していた私に、もう少しはつを観たいと思わせる脚本や構成や演出、そして私が苦手な宮崎あおいさんの立ち居振る舞いの良さに驚いている。ホント、すべてが良いさじ加減で進んでいるからこそ、もっともっとと欲が出ている状態。第3週に入って見違える程良い朝ドラの印象が高まっている…
あとがき
本作なら、もっとあさとはつを比較するだけでなく、魅せることが出来ると思います。それが、あさとはつの運命の違いを見せ、「加野屋」と「山王寺屋」の商いの違いを見せることになると思うので、贅沢なお願いですが、是非ともあさとはつの “今の人間関係” を丁寧に魅せて欲しいと思います。
なお、今週は水曜から日曜日まで大きなホテルイベントを抱えており、テレビを見ている時間が取れない状況になります。第1話が多い週ではありますが感想の記事は遅れがちになります。出来る範囲で追って感想は書きますので、お待ち頂ければうれしいです。
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