あさが来た (第13回・10/12) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第3週『新選組参上!』『第13回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
祝言の日、あさ(波瑠)は心を躍らせて新次郎(玉木宏)を訪ねる。すると当の新次郎は、あさとの祝言をすっかり忘れ、のんきに紅葉狩りに出かけ三味線を弾いていた。番頭の亀助(三宅弘城)が呼びにいき、大慌てで戻る新次郎。そしてその夜、あさと新次郎が二人きりに…。あさの心はドキドキ。優しく抱きしめる新次郎に、あさは…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
やはり、物語が動いた方が断然に面白い
前回の記事で、mmさんから「物語を動くことを重視し過ぎ」とコメント頂いた。その回答はここに書いたので重複して書かないが、今日の15分間を観て、やはり、物語が動いた方が断然に面白いと思った。
もちろん、前回までのシリアスな展開があっての緩急のお陰も無きにしも非ずだが、やはり私は子役時代を無くし(せめてギュッと圧縮して)、第1週目で、波瑠さんと宮崎あおいさんのあさとはるで姉妹の関係を木登りや相撲を描いておけば良かったと思う。まあ、うしろを振り返るのはこの位にしておこう。
波乱万丈な夫婦を予感させる絶妙な “初夜の相撲”
さて今日は、嫁いだ初日からコミカルな表現の連続だった。最愛の兄が亡くなり意気消沈しているかと思いきや、そんなのどこ吹く風の呑気なダメ夫?の新次郎(玉木宏)が何より生き生きと描かれたのが良い。その一方で嫁入りしただけも緊張しまくりなのに初々しさと竹を割ったようないつものあさ(波瑠)も健在。
この新夫婦の描き分けが良かった。おそらくこんな?新次郎のために加野屋の経営が傾きかけるのを、あさが立て直していくと言う流れになると思うのだが、これから幕末の混乱期を共に歩んで行く新夫婦のお披露目としては、明るく楽しいエピソードを盛り込んで来たのも良かった。
何せ、初夜に夫の手が帯に掛かったのを、新妻が相撲好きが仇になり反射的に夫を投げ飛ばしてしまうのだから、笑ってみるしかしょうがない。そして、痛めた指を理由に女遊びに夜の町に出て行く夫。これからの波乱万丈な夫婦を物語る上手いエピソードだ。
説明なんて最小限で良い。映像で見せれば一発だから
今日の初夜の相撲で大失敗のくだりだが、これも第2週までではるが相撲好きと言う説明があったから面白かったのかと言えば、そうとも限らない。もちろん連ドラの面白さとしては事前に説明がある方が面白いと思うが、無くても十分に笑えたし、今日から観た人も楽しかったに違いないと思う。
なぜなら、あの演技と効果音で、誰が見てもはるが子供の頃から相撲好きなのはわかるはずだからだ。そう、記事の冒頭に話は繋がるが、事前の設定や状況の説明なんて最小限で良いのだ。だって、映像で見せれば一発でわかることだから。
あとがき
今日は、面白かったです。“初夜の相撲” で一気にあさと新次郎の夫婦の物語、激動の時代を生きていく夫婦愛の物語の始まりを感じさてくれました。
また、終盤の30秒ほどで見せた山王寺屋に嫁いだはつの不穏な様子のチラ見せも良い感じでした。あくまでヒロインはあさになっているのも週明けの一安心になりました。今週は期待して観ようと思います。
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