あさが来た (第9回・10/7) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式)
第2週『ふたつの花びら』『第9回』の感想。
なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。
姉のはつ(宮崎あおい)の山王寺屋へ嫁入りすることへの不安を知ってしまったあさ(波瑠)。あさは、昔、本当は自分がその山王寺屋に嫁入りするはずだったという事実を思い出す。そこであさは、加野屋の新次郎(玉木宏)に、山王寺屋のことを教えて欲しいと文を出す。しかし、なかなか返事は来ない。2か月が過ぎた頃、あさの元に文が届く。しかし、それは思いがけない人からの文であった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
両親の思いや不安が、しっとりと描かれて良かった
昨日に続いて今日も手紙。まあ、時代が時代だからしょうがないか。でも、あさ(波瑠)の顔に墨を付けながら習字の練習をするカットを省かずに挿入するあたりは、安心して観ていられる。
そして何より、今日全体の新次郎(玉木宏)の扱い方や、あさにまつわる描写を見る限り、だいぶあさがドラマの中心になっており、W主人公になりそうな不安要素は少なくなったのも良かった。
そして、前半で描かれた両親のはつとあさへの思いやその嫁ぎ先での不安など、落ち着いた雰囲気で描かれたのも良かったと思う。
あさが嫁がないと話は進まないのだから…
ただ、この前半で描かれた両親の思いや不安が、五代才助(ディーン・フジオカ)からの手紙のくだり以降、殆ど別の話になったのが気になった。
だって、今日の前半で両親が嫁入りを心配し、はつ(宮崎あおい)は嫁入り修行をしたり、蜷人形を飾ったり、新次郎側にも事情があってと、物語は着実に2人の嫁入り方向に進んでいるのに急ブレーキって感じ。
時代らしさとか、ネタ振りとか、いろいろな事情はあると思うが、今日はちょっとまとまっていないと言うかこれまでことはどうなってるのって感じ。はつの惣兵衛(柄本佑)への気持ちも描かれないし、そもそもはつを心配して出した手紙なのに、ただ新次郎からの返事を待ってるだけのようなあさに見えてしまうのも…
少なくとも、あさの嫁入りまでは、今井家と白岡家と眉山家だけに絞り込んで描けば良いのにと思う。とにかく、あさが嫁がないと話は進まないのだから。
あとがき
昨日は良かったんですけど、今日は前半と後半で別の話になってしまいました。まあ、時代が時代だけにすぐに返事も来ないのもあるでしょうが、あの人柄の良い新次郎ならすぐに惣兵衛に会いに行くシーンに直結しても良かったと思います。
前作のように、「いつまで恋バナをやってるんだ」とは思いませんが、第1回から合計1時間以上放送していることを考えると、丁寧でそれなりに楽しいのは認めますが、もう少しテンポアップしても良いのではないでしょうか。
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