ドラマスペシャル「緊急取調室～女ともだち～」 （2015/09/27） 感想

テレ朝系ドラマスペシャル『緊急取調室～女ともだち～』（公式）
『容疑者をマル裸に!!警視庁最強チームが帰ってきた!!不可能連続殺人を自首!?女たちの嘘と裏切りを暴く緊迫のバトルが今始まる』の感想。

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取り調べの可視化を取材するため、キャスターの三沢早苗(斉藤由貴)が緊急事案対応取調班へやってきた。働く女として真壁有希子(天海祐希)と早苗はすっかり意気投合。「いい友達になれそう」と握手を交わす。そしてその翌日に事件は起きた…。元美容師・矢島聖美(松下由樹)が仮釈放からわずか3時間後に「人を殺した」と自首してきたのだ。死亡推定時期は約1週間前…遂行不可能な連続殺人の裏に隠された衝撃の真実とは!?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

天海祐希さんも真壁有希子も活かせなかったのかな？

昨年放送された連ドラ時の最終回の感想で、「もっと主人公・真壁有希子のキャラを演じる天海祐希さんを活かしつつも、もっと強烈な個性の持ち主に仕立てるべきだったと思う」と書いた。しかし、天海さん自身が強烈な個性を抑える方向にキャラを変えてきたように思う。

お蔭で、連ドラでのベテラン男優たちで天海さんのPVに参戦してるって雰囲気はかなり薄まった。これによって、緊急取調室の面々の個性が活かされたドラマに仕上がったのは良かったが、天海さんでしか演じられない主人公らしさが薄まったのは残念。やはり両方のいいとこどりをして欲しかった。

1時間54分枠にしておけば良かったのに…

さて、事件やストーリーとしては…なんて本来なら書くところだが、本作の見所はそんなところよりも、俳優陣たちの演技を楽しむドラマであるのは連ドラと同じ。犯人の行動が変。不自然とでも言おうか。目立たないようにしているはずなのに、身なりや回数が明らかに目立つように見せてる。

また、有希子の家族のくだりも不自然。確かにギリギリメインの話と重なっているのだけれど、必要かと言えば連ドラらしさはあるがほぼ時間稼ぎ。今回、事件の性質もあるが、物語全体が行ったり来たりの印象が強い。2時間10分なんて中途な拡大せず、1時間54分枠にしておけば、粗も目立たなかったろうに。

あとがき

やはり、連ドラで1話完結タイプが、本作には合うような気がしました。

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