探偵の探偵 (第11話 最終回・9/17) 感想

フジテレビ系『探偵の探偵』(公式)
第11話/最終回『狂乱の最終回!復讐の先の哀しき希望』の感想。
なお、原作小説:松岡圭祐氏の『探偵の探偵』は未読。
玲奈(北川景子)が営業停止中のスマ・リサーチ社に駆け込むと、琴葉(川口春奈)は縛られ、彩音(中村ゆり)には筋弛緩剤が注入され瀕死(ひんし)の状態だった。そこへ‘死神’が姿を現し、玲奈は意外な正体に驚く。喜々として自らの罪を披露して玲奈を挑発する死神は、琴葉に‘究極の選択’を迫り、玲奈よりも彩音を選んだ証拠を突き付ける。涙を流して琴葉の言葉を受け入れた玲奈は、死神に従い、自身に筋弛緩剤を注入させる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
最終回、期待ハズレと言うか予告編詐欺と言うか…
前回のエンディングから予告編への期待感の高め方は良かっただけに、「最終回だけは…」と期待したのだが、期待ハズレと言うか予告編詐欺と言うか、そんな残念な最終回だった。なぜ最終回が残念だったのかは、「あとがき」に書くとして、全11話の総括をしようと思う。私が考える本作の問題はそこにあるから…
面白いストーリーだが、全11話分には足りなかった
私は、本作の「死神」に辿り着くと言うストーリー自体は、かなり面白かったと思っている。ただ、連ドラ11話分のプロットの量であったかと言うと、そこに大きな疑問が残る。多分、全6話前後が丁度良い内容だったと思う。その時点で原作の選択を変えるか、オリジナル展開を上手に加える必要があったのだが…
アクションで水増ししても、味が薄まるだけなのに…
本作がやったのは、北川景子さんの本格アクションと言う見せ場を作り出すことだった。ドラマに主役の見せ場があるのは決して悪いことで無いが、物語の流れを阻害してまで、結構な尺で挿入してきては元も子もない。テンポも流れも悪くなって、折角の面白いストーリーのテーマさえ見えづらくなってしまった。
せめて全9話くらいにしていたら…
総括の総括になってしまうが、11話分に足りないストーリーのまま、アクションシーンで水増しをした結果、一番面白い “探偵の探偵” の部分がブツ切れになったことが残念。全6話がだめなら、せめて全9話くらいにしていたら、もう少しタイトな作品に仕上がったかもしれない。
あとがき
半年間毎朝、門脇麦さんの演技を観てますが、今回の「門脇麦劇場」は秀逸な予告編を超えなかったですね。大量な台詞の脚本なのか、早口にさせた演出なのか、演技力なのかわかりませんが。おまけに、なぜ死神があんなことをするのかも、よくわからずじまい。残念ながら終わり良ければにはなりませんでした。
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