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恋仲 (第9話 最終回 15分拡大&生放送SP・9/14) 感想

恋仲

フジテレビ系『恋仲』公式
第9話/最終回 15分拡大&生放送SP『君がくれた夏』の感想。


コンクール会場を飛び出した葵(福士蒼汰)は、公平(太賀)と七海(大原櫻子)に見送られ、翔太(野村周平)に会うため富山の花火大会に向かったあかり(本田翼)の元へ急ぐ。そのころ、富山駅に降り立ったあかりは、かつて暮らした家や廃校になった高校など思い出の地を巡り、葵や翔太たちと過ごした高校時代を振り返る。その後、翔太との待ち合わせ場所に向かうと、そこには葵の姿が。翔太に頼んであかりと2人きりになった葵は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

フジテレビはこんなドラマを創りたかったに違いない

福士蒼汰がゴールデンの連続ドラマ初主演にして、月9初主演を飾る、この夏一番熱くて切ない王道ラブストーリー。初恋の相手と運命の再会を果たした青年が、恋敵との複雑な友情に悩み、さまざまな障害に七転び八起きしながら、“本当の恋”をつかんでいく姿を描く。
福士演じる建築士見習いの三浦葵を悩ませるヒロイン・芹沢あかりを、月9初出演の本田翼が務め、恋のライバルとなるもう一人の“アオイ”こと蒼井翔太を、若手実力派の野村周平が演じる。
[Yahoo!テレビの概要]より引用

少なくともフジテレビは、こう言う連ドラ、月9を視聴者に提供しようとしていたのは間違い無いと思うし、上層部も人気者を揃えたこう言う月9を期待したと思う。

期待と不安で観始めた視聴者

だから視聴者は、久し振りに「胸キュンさせてくれる王道ラブストーリー」と「ハラハラドキドキさせてくれる高校の同級生たちの三角関係」に大きな期待を膨らませつつ、(ファンは別にして)「福士蒼汰さんと本田翼さんの存在感や演技力で大丈夫か?と言う不安」の入り混じった気持ちで観始めたと思う。

一度も期待を超えることは無かった期待ハズレ感

しかし、少なくとも私には、最終回まで通して、一度も期待を超えることは無かった。だが、期待を裏切ったとまでは言わない。だって、裏切られたと感じる程の強烈な展開も描写も無かったのだから。

何度も書いている第1話の冒頭のあかり(本田翼)の教会のシーンや、一途な奇を翔太(野村周平)を描かずに衒った中盤での変貌、意味不明なあかりの父(小林薫)のくだり、男2人にずっと心を揺れまくっていただけのあかり、そして、最後の最後まで優し過ぎるだけで煮え切らない葵(福士蒼汰)の態度…

これらが延々と第8話まで続いたのだから、最終回と言うよりこの王道ラブストーリーの結末に興味関心が薄まったのが現実だと思う。「あのあかりなら、誰とくっついてもどうでも良いや」みたいな諦めに似た期待ハズレ感。

心理描写は中途半端、演出は煽るだけ。
これで、連ドラの恋バナが創れるはずがない

第2話の感想で書いた、「番狂わせで公平(太賀)が結婚して全く違う展開にするのもアリ」「結婚やチャペルをエンディングにしない恋バナ」のような斬新で大胆な恋バナで良い意味で視聴者を大きく裏切り期待を超える挑戦をしても良かった。

しかし、残念ながら本作は第1話の冒頭でその挑戦に自ら封印をしてしまった。そして、最後の最後までサプライズのつもりの逆効果な奇を衒った脚本と演出を見ても、推して知るべしの結果だと思う。

結局、本作は表面的に王道ラブストーリーをなぞっただけで、最も肝心な登場人物たちの心理描写は中途半端な上に、物語の展開も映像的な見せ方も無意味に煽るだけだった。ベタで王道でみんなが観たい連ドラをつくるなら、結末よりも心の変化を超が付く程に丁寧に描くべきだった。だから、期待ハズレと言うしかない。

あとがき

「月9」の王道ラブストーリー復活に期待した1人として、胸キュンも青春も感じられない脚本、最後まであっさり風味の演技、煽るだけで心に響かない演出、どれもが中途半端でした。そして、最後の最後まで、夏の恋バナらしいトレンディドラマ風の映像を見せて、満足してしまったように感じました。もう「月9」ブランドに期待してはダメなのでしょうか。


【先日、福士蒼汰さんが出演されたドキュメンタリー番組の感想】
終戦70年ドキュメンタリー「私たちに戦争を教えてください」 (2015/8/15) 感想

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