ナポレオンの村 (第6話・9/13) 感想

TBS系日曜劇場『ナポレオンの村』(公式)
第6話『売り渡される故郷…最後の戦い!かけがえのない人々の為に』の感想。
なお、原案:高野誠鮮氏の『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』は既読。読書感想の記事はこちらです。
浅井(唐沢寿明)が村人の働く場所を増やすために設置した特産品の直売所は連日大にぎわい。福本(沢村一樹)は、思いがけず神楽村を復興させた功績をマスコミでたたえられるが、國枝(大和田獏)の手前、廃村計画を進めるしかない。浅井は、由香里(麻生久美子)らに市長を変えると宣言する。そんな中、インターネット上に神楽村を中傷する記事が出て、風評被害で村への訪問者が激減。皆はデマを流したのは福本ではないかと疑う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
これまで、トントン拍子に成功過ぎた村興し
村民が浅井(唐沢寿明)に抵抗したのはシリーズの序盤だけで、あとは福本(沢村一樹)のスパイまで浅井に共感しちゃって、村民共々が浅井におんぶに抱っこ。資金の出どころも良く解からず、トントン拍子に村興しが成功してきた本作。原案とも掛け離れてるし、私が見たかった作品ともだいぶ遠ざかってしまった。
やっと「村の最大の危機」と浅井の葛藤が描かれた
しかし、今回は、本作でやっとと言うべき「最大の危機」が村に起こった。それでも村民は浅井に他力本願で文句言うだけなのは頂けないが、山田課長(ムロツヨシ)の福本市長(沢村一樹)への恩義のくだりで、何とかドラマチックな展開になったって感じ。浅井にもやっと葛藤が描かれたし。
第5話まで、あまりに都合良く進み過ぎたのが勿体ない
最終回を前にして総括気味になってしまうが、第5話までがあまりに都合良く進み過ぎたのが本作の勿体ないところ。全7話であるなら、もっと浅井と村民の対立から和合への過程を魅せて欲しかったし、市役所の役人たちの心変わりも楽しく見たかった。そう、面白くないのでなく、物足りないのだ。だから勿体ない…
あとがき
第5話までの村興しの成功が完全に予定調和なのが見えてしまっていたのと、浅井と村民のぶつかり合いがすぐに解決して、企画が大成功しちゃうのが私には物足りませんでした。やはり、最後の最後まで浅井に抵抗する村民がいて、最終回ではその村民の心さえ動かしてしまうくらいの葛藤が欲しかったです。
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TBS系 日曜劇場「ナポレオンの村」オリジナル・サウンドトラック
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