民王 (第6話・9/4) 感想

テレ朝系金曜ナイトドラマ『民王』(公式)
第6話『暗殺』ラテ欄『池井戸潤原作ついに元に戻る父と子最弱内閣VSテロリストボクはあなたを信じるさよなら…総理暗殺』の感想。
なお、原作小説:池井戸潤氏の『民王』は未読。
泰山(遠藤憲一)をバッシングする情報がインターネット上で拡散し、‘脳波ジャック’との関連性が浮上。難局を乗り越えるべく、官房長官の狩屋(金田明夫)は緊急記者会見を開き、泰山のふりをする翔(菅田将暉)は、集まった重鎮たちから叱責を受ける。そんな中、ネットで泰山と翔の入れ替わり疑惑が取り沙汰され、泰山は身内の人間のリークを確信。真衣(本仮屋ユイカ)の仕業ではないかとにらみ、自ら電話をかけようとするが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
前回の脚本と演出の仕掛けは、今回のための伏線だった
前回で、(ほんの)若干テンポを損ねてまで総理(父)と息子の思いと関係性をしっかり丁寧に描いたのは、今回の “一時的なこと” のための伏線だった訳だ。前回の丁寧な描写のお陰で、いつもの強面の遠藤憲一さん演じる泰山と王子様風な菅田将暉さん演じる翔の親子の違いが際立った。
エンケンさんと菅田さんは「最高のキャスティング」
今さらだが、遠藤憲一さんと菅田将暉さんは「最高のキャスティング」と言って良い。とにかく入れ替わっているようにしか思えない。いや、今回は元に戻った訳だが。同じ俳優が多重人格を演じ分けている以上の完璧さが本当に素晴らしい。
その上、狩屋(金田明夫)と貝原(高橋一生)もきっちりと入れ替わりに追従してるから、お見事としか言いようがない。
翔の女子力が高い設定が、テレビ的にすごく効果的
俳優さんたちの名演技はもちろんだが、原作(未読)があるのに脚本がまるでオリジナルストーリーのように良く出来てるのも見逃せない。特に目を引くのは、メインの2人の俳優に合わせたと思われる、翔の女子力が高い設定になっていることだ。
お蔭で泰山と翔の区別からよりくっきりするし、翔を演じるエンケンさんが可愛くてオジサンの私が見ても萌える面白さに仕上がってる。
常に飽きさせない工夫満載の脚本と演出も良い
もちろん、脚本や演出にももっと良いところがある。先の読めない上にテンポが良いし、まるでジェットコースターのような展開もそうだ。
それに、政治ドラマは当然のこと、ホームドラマの部分もあれば、イケてない青年の恋物語もある。公安の新田(山内圭哉)絡みのサスペンス調なくだりもあって、常に飽きさせない工夫が満載。
良き父、良き夫、そして男、武藤泰山ここにあり!
そして今回のラストで、「良き父、良き夫、そして男、武藤泰山ここにあり!」をガッツリと満腹になるまで魅せてくれた。ホント、笑えて泣ける王道のコメディドラマらしい完成度だ。冒頭の「これまでの総理と息子」もとても丁寧に作られているのも連ドラ好きには好感が持てる。今回は当然のダメだし無しだ。
あとがき
残り2話しかないのが信じられません。まだまだ観てみたい、そう思わせる連ドラの存在は久し振りです。次回にも大きく期待します。
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