エイジハラスメント (第8話・9/3) 感想

テレ朝系『エイジハラスメント』(公式)
第8話『三百万セクハラ疑惑最後の敵は18歳…!!』の感想。
なお、原作小説:内館牧子氏の『エイジハラスメント』は未読。
英美里(武井咲)と百合子(稲森いずみ)が保科(小泉孝太郎)を取り合う三角関係だという噂が広まった。英美里は百合子から、保科が元恋人だと説明されるが、動揺を隠せない。そんな中、心臓外科医と年内に結婚すると突然発表したミカ(原幹恵)は、心音(内藤理沙)たちに冷たくされても気にせず幸せに浸り、英美里にも結婚を勧める。その一方、ミカは実は医大生というその婚約者が医者になれるよう、資金集めに必死になっていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
冒頭の “声明文” が虚しく響く…
冒頭のナレーションによる “声明文” が虚しく思えるような1時間だった。最終回直前で言うのもなんだが、こう言う内容なら奇を衒って『エイジハラスメント』なんて大袈裟なタイトルを付けなければ良かったのにとさえ思ってしまった。いや別に悪い意味ではないと言うか…
総合商社の低モラルな社員たちの “普通” の群像劇
本作って、ラストの主人公が「五寸釘」の啖呵を切るシーンが無ければ、よーく観れば低モラルな社員がたくさん登場する総合商社を舞台にした群像劇ドラマ。それに「ハラスメント」と言う単語を連呼、連発しているだけで、内容的にちっとも現代風と思えない。ただ、面白く無い訳で無い。ただ、普通ってだけで…
中盤からラストの「五寸釘」まで主人公が埋没
終わってみれば、前半は百合子(稲森いずみ)、後半は高山部長(竹中直人)を前面に出すために、どんどん群像劇化が加速。そして、26分過ぎの銀座のキャバクラのくだり辺りから、ラストの超が付く位の唐突な登場まで主人公・英美里(武井咲)はほぼ埋没。
本作って何を描きたいの?
その上、英美里は保科(小泉孝太郎)と百合子のことを忘れたように置いといて、突然にミカ(原幹恵)を糾弾しだすって、精神構造がおかしいとしか思えないような行動をとっちゃう。そして、最後でまとめをしてる3人の会話を見てると、本作って何を描きたいのかなって、今さらながら思ってしまった。
あとがき
予告編で大々的に「衝撃の最終回」と謳っていましたが、既に内容自体が衝撃的に群像劇になってしまって、テーマが何かさえも解からないドラマになってしまったように思います。きっと最終回も「五寸釘」だけ最後に張り付けて、あとは群像劇なんでしょうね。なんだかなあ…
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
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