まれ (第134回・9/1) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第23週『いっぱい失敗タルトタタン』『第134回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくな上に、8/20にクランクアップしてしまったため、本作へのほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。
楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良いです。また、ネタバレサイトで先のあらすじを読んだ方、こちらに書き込むのは止めて下さい。
歩実(横山芽生)はパティシエのほかにも将来の夢をたくさん持っているのに、匠(小山春朋)にはやりたいことがないという。希(土屋太鳳)は、そんな匠を心配するが、圭太(山崎賢人)は、匠が漆塗り職人になりたいと言ってくれなかったことにショックを受ける。そのころ「プチ・ソルシエール」では、お店の切り盛りに手が回らなくなっている希がアルバイトの募集をしていて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今日の「まれ」ないいとこ探しコーナー
今日は(も)あまりに本編の内容が酷いから、久し振りに「いいとこ探し」を冒頭に盛って来た。そして以下の台詞は、「サロン はる」で大人たちが子どもの夢を話のネタに無駄話で盛り上がってるのを横目に、マキ(中川翔子)に散髪されながら一徹とみのりの長男・徹志(髙橋來)が一喝する場面での一言だ。
徹志「子どもの夢っちゃあ、
大人のためにあるがじゃないげえよ。
気をつけてや」
この一喝で真人(塚地武雅)らが一瞬で黙って、チャンチャンってオチ。本作では珍しくオチが決まったのも「いいとこ」の1つだだし、篠崎先生が自分で自分に突っ込んでるのも「いいとこ」。しかし、それよりも大切なのは今回の私の感想を、徹志のこの台詞が集約していると言っても良いからだ。では、なぜそうなのか…
そもそも、馴染みのない子どもそのものに興味が無い
なぜか突然に登場人物たち全員が「夢」を連呼し始めた本作。ホント、唐突にと言う言葉がピッタリなくらいに。それだけでも違和感アリアリなのに、今日は終始、匠(小山春朋)の「夢」がまだ決まっていないことを、大人たちが無責任に騒ぎ立てただけ。
正直言うが、いくら主人公さまのご子息とは言え、突然産まれて1日で7歳まで成長した、ほぼ馴染みのない子どもそのものに興味が無い。その匠の夢を描かれても、何の反応も感情も湧かないのが普通の視聴者だと思う。なぜ、そんなことに、残り1か月を切った今、大きく時間を割くのか全くつくり手の脳内が見えない。
2015年の希は、一体何者で何をしているのか?
一体、今週の希(土屋太鳳)は何者で何をしているのか全く見えない。ケーキ屋の店長でパティシェールで世界一を目指してるのか。塗師屋の女将で女将家業をしてるのか。母親で育児をしているのか。すべての描写が中途半端でブツ切れだから、記憶に残るのは大きい顔のアップだけだ。
折角7年もスーパー時間経過させたのに、今物語を停滞させるのか全く解からない。7年間で、パティシェールで世界一を目指す夢も、女将の仕事も、育児も頑張って両立している誰もが応援したくなる希になぜ仕立てれば良いだけなのに。やはり、篠崎先生が溺愛するのは藍子だけなのか。
編集で「過程」を補完するべき
結局、本作が登場人物の人生年表の箇条書きでしかなく、且つ物事の経過や過程を描かずに最初と最後だけ描く篠崎先生の脚本は変わらない。ちっとも笑えない仕事をしているのかわからないような大人たちの騒動を描くだけ。
せめて、脳内補完できる程度に過程があれば良いのだが、もはや編集で過程は増やせないから、希のモノローグで自信の変化を加えるとか、語りで補完するとか、出来ることは無いことも無いと思うのだが…
あとがき
先週の私の予想通りに、弟子志願のバイトが登場しましたね。私は月曜日だと思ってましたが火曜でした。と言うことは、もっとどうでも良いキャラってことです。ここへ来て強引な辻褄合わせのための使い捨てキャラの投入。ホント、篠崎先生ネタが無かったんだなあ。
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
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第3週『卒業ロールケーキ』
13 14 15 16 17 18
第4週『さよなら桜もち』
19 20 21 22 23 24
第5週『情熱ミルフィーユ』
25 26 27 28 29 30
第6週『母娘キャロットケーキ』
31 32 33 34 35 36
第7週『横浜激辛プチガトー』
37 38 39 40 41 42
第8週『危機的クリスマスケーキ』
43 44 45 46 47 48
第9週『再出発エンゲージケーキ』
49 50 51 52 53 54
第10週『「逆転一発パンケーキ」』
55 56 57 58 59 60
第11週『泥沼恋愛チョコレート』
61 62 63 64 65 66
第12週『官能カスタードクリーム』
67 68 69 70 71 72
第13週『運命カカオ64%』
73 74 75 76 77 78
第14週『絶体絶命メッセージプレート』
79 80 81 82 83 84
第15週『下克上駄菓子ケーキ』
85 86 87 88 89 90
第16週『絶縁コンビニスイーツ』
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第17週『究極選択パリブレスト』
97 98 99 100 101 102
第18週『親心ロールケーキ』
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第19週『潮時じゃがいもガレット』
109 110 111 112 113 114
第20週『男たちのウィークエンド』
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第21週『復活マルジョレーヌ』
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第22週『出産クッサンベイビー』
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第23週『いっぱい失敗タルトタタン』
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