ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは本家のブログへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

[読書] Because I am a Girl――わたしは女の子だから (ティム・ブッチャーら/著・角田 光代/訳・英治出版) 感想

Because I am a Girl――わたしは女の子だから
【おススメ度】★★★★

私の評価基準(書籍用)


女の子や女性であるが故の、名も無き女の子たちの物語

世界の女性のQOL(生活の質)を高めたい 「第14回 日本ウーマンズヘルス学会学術集会」 現地レポ (2015/07/25)』の記事の学会で遅ればせながら知った『国際NGO プラン・ジャパン(公式)』の活動。途上国の子どもたちと共に地域開発を進める複数の特色ある支援・寄付を提供しており、本書の売り上げの一部も募金される仕組みだ。

「世界の女の子に、生きていく力を。」をモットーに、女の子が知識や技術を身につけ、人生を選び取る力と自由を得たるための活動『Because I am a Girl(公式)』で出会った、女の子や女性であるが故に差別や虐待を受けている世界の名も無き女の子たちの物語を、世界の7名の作家が綴り、角田光代氏が翻訳した本だ。

大通りは “人間を獲る漁師” が漁をする川と言い少女

『道の歌』の章では、自分が住む街の北大通りは、“人買い” と言う “人間を獲る漁師” が漁をする川だと言う女の子が登場する。道(川)では気を抜いているとさらわれてしまうそうだ。

そんな彼女も、あらゆる存在は「神さま」のお陰で、すべてのものを「神さま」と言う。しかし、一方で「川の神さまも道の神さまもたぶん偽物だ」と言う。なぜなら「自分の道は自分で作らないと、いきたいところに向かう道はない」ことを実感しているからだ。

貧困と差別で傷ついた、働き者で夫と愛し合う女性の話

『店を運ぶ女』の章では、女性が美しくなるための商品をあちこちに移動して販売する働き者の女性で、お互いを愛し合っている夫婦に起きた悲劇の物語。

女性は夫が毎週携帯電話の充電をしてもらう店の “足の不自由な男の店主” に呼び止められ、携帯電話のメッセージから察すると旦那はお前の知っている女と浮気をしている」と告げられる。不倫を繰り返す夫を持つ妻をずっと憐れんで来た程の女性だ。信じていた夫の浮気で、馬鹿にされたようで怒りよりも傷ついてしまう。

しかし、これらはすべて店主の嘘だった。体が不自由な人は生き抜くためにその不自由を補う何かを手に入れなくてはならない貧困と差別の環境で、店主は “ずる賢さ” を手に入れた。そう思わなくては、幸せな家庭や暮らしがままならない場所が世界にはあるのだ。

「卵巣が人生を作ってる」と言う若い女性たちの物語

『卵巣ルーレット』の章には、カトリックの国ブラジル、避妊もできず中絶も許されず性交の数だけ子どもが増える社会で、卵巣が人生を作っていると言う若い女性たちの物語がある。

一人ぼっちになりたくないから小さなころからボーイフレンドとセックスをし子どもを産んでその後捨てられたり、レイプなどで子どもを産むしかなく人生を狂わせる女の子など、目を覆いたくなるような悲しい物語だ。

あとがき

本書には、日本で生まれ育った私には信じがたい「事実」が描かれていました。それも私と同じ “男性たちの女性への暴力や虐待や差別の被害者たちの生の悲鳴” が書かれています。是非、本書を手にして「知らなかったことを知る」きっかけにして欲しいです。

もちろん、本書には苦しい女の子たちの悲鳴ばかりではありません。「私が兄や弟にまったく劣っていなかったことを、いつか証明してみせる。ラキ 十七歳」と言った女の子たちの元気な声、そして悲劇の女の子たちに希望を与えた『Because I am a Girl』の活動にも触れています。まずは、知ることから始めませんか。

つい先日もこんなニュースがありました。

“レイプ被害の11歳少女出産、中絶認められず”
  http://www.afpbb.com/articles/-/3057304?pid=16310664

パラグアイの首都アスンシオンで、性的暴行被害を受けて妊娠した少女が入院している赤十字病院の入り口に集まる人々(2015年5月8日撮影)。 【AFP】南米パラグアイで、母親の交際相手から性的暴行を受けて妊娠した11歳の少女が13日、出産した。主治医が明らかにした。 昔からカトリック教徒が多いパラグアイでは、母親の生命に危険が及ぶ可能性がある場合を除いて中絶は違法。4月に当局が少女の妊娠を継続させる...


     

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
わたしは13歳、学校に行けずに花嫁になる。: 未来をうばわれる2億人の女の子たち
ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。: マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える (単行本)
ハーフ・ザ・スカイ――彼女たちが世界の希望に変わるまで
告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/7471/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。

【当blog内の関連記事】
[読書] わたしは13歳、学校に行けずに花嫁になる。: 未来をうばわれる2億人の女の子たち (久保田 恭代,奈良崎 文乃,寺田 聡子,プラン・ジャパン/著・合同出版) 感想
世界の女性のQOL(生活の質)を高めたい 「第14回 日本ウーマンズヘルス学会学術集会」 現地レポ (2015/07/25)

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: