刑事7人 (第7話・8/26) 感想

テレ朝系『刑事7人』(公式)
第7話『自首した男 容疑者0の殺人!!』の感想。
深夜、女性の他殺体が見つかり、木島(でんでん)と名乗る男が凶器のロープを持って交番に自首してきた。木島は行きずりの犯行だと話すが、天樹(東山紀之)は犯行から自首するまで2時間半の木島の行動が気になる。木島は自宅に戻ってシャワーを浴びたというが、自宅を調べるとその痕跡はない。やがて、被害者が有名洋菓子店のパティシエ見習・真弓(木下あゆ美)と判明。真弓の部屋は何者かにより荒らされていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
伊藤洋子氏の脚本に抱かざるを得ない3つの不満と疑問
脚本はシリーズ4人目で本作は初担当の伊藤洋子氏に、演出は第3,4,5話担当の新村良二氏。と言う訳で、演出家のお陰で辛うじて “本作らしく” 見せてはいるものの、『遺留捜査』を手掛けた伊藤氏の脚本は全く “本作らしく” ない。何が何でも主人公が目立てば良いのは “本作らしく” ないのに…。3つの不満と疑問を書いてみる。
1.チーム捜査が書かれなかった
遺留品から一人の刑事の単独捜査から物語が動き出すドラマならいざ知らず、本作はあくまで『刑事7人』のチーム捜査を描きつつ天樹(東山紀之)を魅せて来た。なのに、まず大切な「チーム捜査」が殆ど描かれなかった。毎度のように片桐係長(吉田鋼太郎)の指示で動かすだけで良いのに、なぜそう書かなかった?
2.環に事件を解決させなかった
そして、その捜査絡みでもう1つ。冒頭からスィーツに詳しい環(倉科カナ)が上手く真犯人を突き止めそうないい感じで描いているのだから、環がチームを引っ張って、そのまま事件解決までさせて、天樹は天樹らしく環をアシストするだけで良いのに、なぜそう書かなかった?
3.冒頭の出頭を延々と引っ張った
今回の致命傷は全体の構成。それは冒頭に木島(でんでん)の出頭を持って来て、その理由を最後まで引っ張り続けたこと。刑事ドラマ好きなら冒頭の出頭がどんなお約束なのか皆知ってること。だから早々に理由は自供させて、真犯人を捜査する単純な構成にしたら良かったのに、なぜそう書かなかった?
あとがき
折角、前回で良くなったのに今回の仕上がりはホント残念。3つの不満と疑問を書きましたが、せめて最後のお手柄だけでも環していたら刑事ドラマとして良かったと思います。いくらなんでも、天樹が最後に総取りはないでしょ?
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