民王 (第4話・8/21) 感想

テレ朝系金曜ナイトドラマ『民王』(公式)
第4話『盟友』ラテ欄『池井戸潤原作~コドモ総理最大ピンチ友情と涙の予算委員会ボクも総理辞めます』の感想。
なお、原作小説:池井戸潤氏の『民王』は未読。
翔の容姿の泰山(遠藤憲一)は、蔵本(草刈正雄)の秘密を知って腰を抜かす。政敵である2人だが、今回ばかりは情報を共有しようという意見で一致。一方、真衣(本仮屋ユイカ)の職業紹介会社を通したシングルマザーが急に解雇を言い渡された。総理のふりを続ける翔(菅田将暉)に促され、交渉に同席した泰山は、先方の言い分を認めて真衣に絶交されてしまう。そんな中、官房長官・狩屋(金田明夫)の女性スキャンダルが露見する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
第4話でこの安定感なのに、飛ばしっぷりが半端ない
冒頭での、翔の容姿の泰山が、村野エリカの容姿の蔵本の首を絞めるパワフルな泰山を魅せたシーンで始まった第4話。第4話なのにこの安定感と飛ばしっぷりは半端ない。それに「羨ましいぞ、いろんな意味で」とかチラッと入るだけの泰山の心の声なのにエンケンさんと解かる存在感もスゴイ。
ずっとテレビに、ツッコミと感心のしっ放し
今回の仕上がりは、前回を更に極めて抜け目なしって感じ。前回の感想で、「(良い意味で)序盤戦からずっとテレビにツッコミ放し」と書いたが、今回はずっとツッコミと感心のしっ放しだ。劇中のすべての細かなネタやボケに突っ込んでると、1時間後には心地良い疲労感と達成感さえある。こんな異色で楽しいドラマは珍しい。
第4話がこれまでで秀逸だった理由
そして、第4話がこれまでで秀逸だったのは、官房長官・狩屋(金田明夫)を中心に物語を構成してきたこと。これまでとは違った味わいもあるし、狩屋が泰山の腹心だから翔も絡んでも全く違和感なし。更に蔵本も入れ替わったから、遠藤憲一さんと草刈正雄の悲劇的なやり取りも爆笑の連続。もう一度書くが、こんな異色で楽しいドラマは珍しい。
ドラマの仕上がりに非の打ち所がないぞ
このまま面白おかしく進んで行かないのが本作の真骨頂。今回も42分過ぎの予算委員会での翔(見た目は泰山)の「僕は今朝、狩屋さんの奥さんに会って来ました」の答弁から、物語は一気に動き出す。お約束の言い間違えを入れつつ、クライマックスに昇華させるのもお見事。
更にサイドストーリーで動いていた真衣(本仮屋ユイカ)の職業紹介会社のくだりでは、泰山(見た目は翔)の熱弁も空しく…と思ったらアパレル会社前社長で会長の桐月有三(大出俊)が登場して大逆転。その上、メインストーリーの腹心のくだりにきちんと帰着する素晴らしさ。ドラマの仕上がりに非の打ち所がないぞ。
あとがき
ラストの、真衣が泰山(見た目は翔)に抱き付くの目撃してしまった翔(見た目は泰山)の悲劇っぷりがたまりませんでした。自分は蔵本(見た目はエリカ)と頬ずりした直後ってのもイケてます。
これで初回視聴率8.5%が第3話で4.8%に急降下なんですから、「視聴率=面白さ」でないことは確かなようです。次回にも大いに期待します。
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