[読書] 地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。 (斎藤 一人/著・サンマーク出版) 感想

経営哲学と観音信仰がミックスされた独自の人生観
自己啓発本の著者としては有名な斎藤一人氏の本を初めて読んでみた。読み終えて感じたのは、著者独自の自身の仕事での成功を基にした経営哲学と、現世利益(生きている間の願いを叶えてもらえる)の観音信仰がミックスされた独自の人生観。やさしい言葉で諭すような個性的な文体も、慣れると意外な説得力を持つ。
成功するための簡単な方法を説いた本
本書は、成功するための簡単な方法を説いた本だ。その方法とは、行動して、改良して、それを成功するまでやめないこと。成功するまでやめないのだから成功するのは当たり前、と揚げ足を取っている場合ではない。
まずは、兎に角やってみることが大切。そして行動に移したら改善、改良、工夫をして、仕事でも何でも自分が楽しくなるようにする。それを常に繰り返すことで、仕事だけでなく人生が楽しくなってくる。人生が楽しくなること、それが即ち成功だと言う図式だ。立ち止まらずに動き続けることが最も重要と言うことだ。
神様がいることを証明したい…
著者の「神様」と言う概念も面白い。とある宗教を限定したわけではない誰の中にでもいる神様。イザって時に「神様お願い!」って心で唱えるあの神様。あの神様と地球や空気や水や緑を作った万物創生の神様をリンクさせて、心の中の「神様」も対価を求めず、いつも私のことを見守ってくれているとしている。
確かに、アイデア出しに苦悩し、もうダメだと思いかけた頃に「神が降りてきた」なんて言う。仕事で大失敗しそうになったのを乗り越えた時も「神様が助けてくれた」なんて言う。そう、神様は奇跡を起こしてくれるのだ。だから、著者は神様の存在を証明したいと書いている。この考え方、実に理に適ってて面白い。
あとがき
実に個性的で説得力のある持論を最後まで展開してくれ、読み終えて気持ちの良い本です。「人は自分で蒔いたものしか刈り取れません」や「愛が足りないのは、愛を蒔いていないからです」など当たり前のことと、夢や希望が叶うためのことが、きちんと対になって書かれており、つい「ガッテン」してしまいます。
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