まれ (第124回・8/20) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第21週『復活マルジョレーヌ』『第124回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくなので、本作への僅かな期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良いです。また、ネタバレサイトで先のあらすじを読んだ方、こちらに書き込むのは止めて下さい。
希(土屋太鳳)の店がオープンの日を迎えた。当初店の名前は、フランス語で魔女姫を表す「プティット・ソルシエール」だったが、言いづらいと「プチ・ソルシエール」に変更に。開店とともに、店は村の仲間たちや地元の主婦たちで埋め尽くされ、初日は完売で終わる。閉店後、手伝ってくれた仲間とともに達成感に包まれるなか、圭太(山崎賢人)は高志(渡辺大知)に、能登に帰ってきた本当の理由を聞き出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今日は何とか「いいこと」を2つ見つけた
今朝も「いいとこ探し」する気満々で迎えた『まれ』。あったと言うなら、希(土屋太鳳)がケーキづくりと塗師屋の女将業をやっていることを2度描いたこと。そして、開店から2週間をテロップだけで済ませず、語りと新客来店まで2カットも使ったこと。
あとは、一々拾って突っ込むのも面倒なくらいに、どうしようもない描写ばかり。さて、何を書こうか…
「2週間で閑古鳥」に説得力が無い理由
私の考え方がおかしいのかもしれないが、一度売れなくなって何かのアイデアで売れるケーキが出来るような展開になるのだとしたら、今日描くべきは、開店初日に身内で店が埋め尽くされることではなく、お節介な仲間たちが心配で見守る中で、見ず知らぬの客たちで大繁盛するシーンでは無かったかと言いこと。
これまでの描写ではお節介な仲間たちは最初は本音を言わず、誰かが口火を切った途端に本音を喋り出す。だとしたら、初日に仲間たちは「ケーキが高い」とか「食材のままの方が美味しい」とは絶対に言わないはず。だから今日も2週間後の設定で新しい2人の客を登場させて本音を言わせた訳だが。
そこがおかしいのだ。初日はもちろん最初の2週間の内は、仲間以外の人たちが「美味しい」「本格的なケーキの割に安い」と言って食べたり買って帰るシーンがあって、2週間後に来た客の本音に導かれて、「実は…」と仲間が本音を言い出す。これが連ドラ、これが一貫性。それが無いのが本作だ。そうしないと今日の「2週間で閑古鳥」に説得力が出ないのだ。
なぜ描くべき過程を描かず、結果だけを描くのか?
篠崎先生が希推し、能登推し、輪島塗推し、藍子推しをするのは勝手だが、いい加減に一方を持ち上げるためにもう一方を落とすと言うやり方から卒業できないものか。今日気になったのは、自分ではさぞ気持ちよく能登推しをやったつもりだろうが、やり過ぎで観光客を落としちゃった。
「能登の人は舌が肥えてて素材の味を大切にする」と一子(清水富美加)に言わせたまでは能登推しは大成功だが、その直後に「ならば観光客はどうだ?」って真人(塚地武雅)に言わせちゃった。篠崎先生は悪気はないのだろうが、捻くれて考えたら、「観光客相手ならぼったくれる」とはならないか。
何だか、朝から気分の悪い能登の人たちを見せられた15分間だった。篠崎先生、全然能登推しになってませんから。益々能登への嫌悪感が増すばかりだ。
あとがき
回を重ねる毎に、脚本も演出も雑になってますね。今日なんかその良い例です。描くべき過程や経緯を描かず、センセーショナル(でもないが、そのつもりで書いてるだろうから)な描写だけ描く。開店当日に身内で満席の店内と2週間後に本音を言う地元民、全く繋がってませんから。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
NHK連続テレビ小説「まれ」オリジナルサウンドトラック
連続テレビ小説「まれ」オリジナルサウンドトラック2 音楽/澤野弘之
連続テレビ小説読本 Vol.1 (洋泉社MOOK)
連続テレビ小説読本 Vol.2 (洋泉社MOOK)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/7429/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/424471034.html でも、TB受付けております。
【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
1 2 3 4 5 6
第2週『告白シュークリーム』
7 8 9 10 11 12
第3週『卒業ロールケーキ』
13 14 15 16 17 18
第4週『さよなら桜もち』
19 20 21 22 23 24
第5週『情熱ミルフィーユ』
25 26 27 28 29 30
第6週『母娘キャロットケーキ』
31 32 33 34 35 36
第7週『横浜激辛プチガトー』
37 38 39 40 41 42
第8週『危機的クリスマスケーキ』
43 44 45 46 47 48
第9週『再出発エンゲージケーキ』
49 50 51 52 53 54
第10週『「逆転一発パンケーキ」』
55 56 57 58 59 60
第11週『泥沼恋愛チョコレート』
61 62 63 64 65 66
第12週『官能カスタードクリーム』
67 68 69 70 71 72
第13週『運命カカオ64%』
73 74 75 76 77 78
第14週『絶体絶命メッセージプレート』
79 80 81 82 83 84
第15週『下克上駄菓子ケーキ』
85 86 87 88 89 90
第16週『絶縁コンビニスイーツ』
91 92 93 94 95 96
第17週『究極選択パリブレスト』
97 98 99 100 101 102
第18週『親心ロールケーキ』
103 104 105 106 107 108
第19週『潮時じゃがいもガレット』
109 110 111 112 113 114
第20週『男たちのウィークエンド』
115 116 117 118 119 120
第21週『復活マルジョレーヌ』
121 122 123
- 関連記事