まれ (第123回・8/19) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第21週『復活マルジョレーヌ』『第123回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくなので、本作への僅かな期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良いです。また、ネタバレサイトで先のあらすじを読んだ方、こちらに書き込むのは止めて下さい。
ケーキ店の開業資金の最後の調達先として訪れた農協で、希(土屋太鳳)の担当となったのは“融資の鬼”と呼ばれるみのり(門脇麦)だった。そこでみのりに数々の計画の甘さを指摘され、融資を得るため事業計画書を練りに練る希。一方、東京での行方不明騒ぎのなか能登に帰ってきている高志(渡辺大知)は、徹(大泉洋)が去ったことで落ち込む藍子(常盤貴子)のことが気になり…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今朝も「いいとこ探し」をしたら、1つありました
今朝も「いいとこ探し」する気満々で迎えた。すると、冒頭で前回省略したケーキ作り数秒流れただけでもマシとしよう。今日の「いいとこ」はこれだけ。1つあっただけでも良かったか…
それにしても、どうしても農協の融資係・みのり(門脇麦)へ懸命に希(土屋太鳳)が説明するのを見て、なぜ希が開店にここまで拘るのかが未だに解からない。二度も自己破産した父を見て育ったのに何の学習能力も無いと見えてしまうからに他ならないのだが。
どこが大事なの? 修行中だったの?
前回の感想で、「もう少し」気の利いた語りは書けないのか?と書いたばかりだが、今日も変わらずだ。それも都合のいい台詞の連呼。
語り「その前に、大事なことが一つ」
大悟「じゃあ、何処で修行する?」
希「まだまだ修行中の身で…」
おいおい、大悟(小日向文世)に開店準備の報告をすることが大事なことだったのか? そして、希は修行中だったのか? 私の記憶違いでなければ、横浜の修行時代も大して修行を描かず、能登に帰って来てからも修行は描かれた記憶は無い。それに大悟への報告がなぜ大事なことなのかも全く理解不能なのだが。
こう視聴者に思わせるのは、脚本も演出も、まだパティシェの修行中であることを描くのをしなかった手抜きと雑の結果なのだ。単純に、腕が鈍らないように毎日少しずつでもケーキ作りを描けば良かっただけの話。
昨日の感想のあとがきで篠崎先生に「いいとこ探し」への協力を要請したのに、こんな調子でいつ効果が出るんだろう。
もう「回を重ねる」ような台詞は書かない方が良い
希「何べんも電話切られて…」
語り「18回目で漸く申請を受け付けて貰い…」
どうして、こう言う回数を重ねる台詞や現実的な回数を入れた台詞を書くのだろう。篠崎先生も演出家が自分に非協力的なことは十分承知だろうに。
本来なら、何べんも電話を切られるカットを入れたり、18回申請を断られるカットを面白おかしく入れれば、目から入る印象だけでも、大悟への報告が大切なことも、申請書類を頑張って作ったのが解かり易いのに。
それをしないで、「金銭消費貸借契約証書」のアップと押印にビビるカットだけ入れるから、いつまで経っても希がタナボタで前に進んでいるようにしか見えないのだ。そして、肝心の地元素材のフランス菓子もあっと言う間に出来ちゃった。
撮影が大変なのは理解するが、こう言う手抜きがボディーブローのように駄作への道に一歩一歩近づけるのだ。それに、今日こそ語りは「地道にコツコツ」を言うべきだったと思う。
開店のエピソードそのものが、軽んじた扱いに…
それにしても、今日の中盤での高志(渡辺大知)と藍子(常盤貴子)のシーンは何だったんだ? このスタッフが異常な藍子推しなのは諦めたし、どうでも良いエピソードを書くなとも思わない。いろいろあるのが人生だしストーリーだから。
しかし、それは主人公をきちんと描いている場合に限る。結局、今日の15分間だって上に書いたような開店準備への積み重ねを一切描かず、店名まで妥協する主人公では、開店のエピソードそのものが「ある日の出来事」的な軽い扱いになってしまう。ホント、無駄より本筋。本筋を描け。
あとがき
今日の15分間も面白くなかったですね。ここまで省略するなら、昨日の冒頭の5分位で開店までこぎつけちゃえば良かったのに。そして、またどアップの連続になりましたね。朝から暑苦しいったらありゃしません。
それに何で今日になって急に「プチでは男になっちゃう」って言わせたんでしょう? これまで女性形のパティシエールを使ってこなかったのに。そうそう、もう1つ「いいとこ」がありました。今週から希の頭のてっぺんの髷が無くなりましたね。まだまだ毛先の不潔感が取れてませんけど、開店の日にはバッサリ切ってくれるのかな。
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
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第3週『卒業ロールケーキ』
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第4週『さよなら桜もち』
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第5週『情熱ミルフィーユ』
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第6週『母娘キャロットケーキ』
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第7週『横浜激辛プチガトー』
37 38 39 40 41 42
第8週『危機的クリスマスケーキ』
43 44 45 46 47 48
第9週『再出発エンゲージケーキ』
49 50 51 52 53 54
第10週『「逆転一発パンケーキ」』
55 56 57 58 59 60
第11週『泥沼恋愛チョコレート』
61 62 63 64 65 66
第12週『官能カスタードクリーム』
67 68 69 70 71 72
第13週『運命カカオ64%』
73 74 75 76 77 78
第14週『絶体絶命メッセージプレート』
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第15週『下克上駄菓子ケーキ』
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第16週『絶縁コンビニスイーツ』
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第18週『親心ロールケーキ』
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第19週『潮時じゃがいもガレット』
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第20週『男たちのウィークエンド』
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第21週『復活マルジョレーヌ』
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