[読書] フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来 (大森 由紀子/著・世界文化社) 感想

フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来
【おススメ度】★★★★

私の評価基準(書籍用)


菓子を通してフランスの文化が見えてくる菓子図鑑

『フランス菓子図鑑』と銘打っただけあって、お菓子のレシピは見当たらない。100以上のフランス菓子の名前と由来に徹底的に拘った正に図鑑だ。しかし、ただの図鑑では無い。

著者のフランスの歴史、地理、キリスト教の歴史、食文化に対する造詣の深さ溢れる文章に、ジャーナリズム精神溢れる史実エピソードの解説なども読み応えがある。フランス菓子好きな人だけでなく、フランスが好きな人も十分楽しめる図鑑に仕上がってる。

マドレーヌが帆立貝の形をしている理由

マドレーヌ

例えば、マドレーヌ。多くが横幅の広い帆立貝の形をしているが、なぜお菓子が貝なのか?実は、スペインの巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼者たちは、今でも巡礼者の証に帆立貝を身体に身に着けるそうで、フランス語では帆立貝を「聖ヤコブの貝」と呼ぶらしい。

料理の神様が遺したフランス菓子マルジョレーヌ

グルメ通なV6の長野博さんがホテルの予約も取らずにデザートを食べに行ったと言うフランスのローヌ・アルブ地方の有名三ツ星レストラン「ラ・ピラミッド」の有名なスペシャリテの1つであり、世界で一番おいしいデザートと言われる「マルジョレーヌ」についても本書で述べられている。

菓子店でなくホテルのレストランでのコース料理のデザートが単品として有名になった珍しいケースの最初だったようだ。料理の神様フェルナン・ポワンが遺した3種のクリームを5層の生地のバランスが絶妙だとか。トップに有名な「ヴィエンヌのピラミッド」(実際はローマ時代の戦車競技場の標柱)のマークを型抜きして粉砂糖を振るのが特徴。

なお、この「マルジョレーヌ」、現在放送中の連続テレビ小説『まれ』の第21週『復活マルジョレーヌ』(2015年8月17~22日)にもアレンジされて登場するようだ。

ガトー・マルジョレーヌ
※上の画像は、辻調理師専門学校:ガトー・マルジョレーヌより無断借用しました。

あとがき

日頃、高級なフランス菓子を食べることはそんなにありませんが、本書中の菓子写真の撮影協力もされている正統派フランス菓子の名店「オーボンヴュータン」のお菓子はどれも大好きです。中でも甘くないお菓子「プティ・フール・サレ」が絶品。コーヒーや紅茶のお供だけでなく、ワインとも相性抜群。あー、食べてくなってきました。

おっと、本書ことを最後に書きます。本書はとても専門的な角度の本ですが、フランス菓子に詳しくない私でも十分楽しめますし、勉強になります。とにかくフランス菓子の名前と由来について特化した図鑑としての読み応えは素晴らしいです。レシピから入らないフランス菓子の世界も楽しいです。


     

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