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探偵の探偵 (第6話・8/13) 感想

探偵の探偵

フジテレビ系『探偵の探偵』公式
第6話『深まる謎…死神へと続く鍵!出会うはずない二人』の感想。
なお、原作小説:松岡圭祐氏の『探偵の探偵』は未読。


DVシェルターから脱走した女性11人のうちの1人、遥香の夫・升瀬(中野裕太)を追う玲奈(北川景子)と琴葉(川口春奈)は、同じ脱走事件を調べる窪塚(三浦貴大)から警察が本腰を上げたから目立つ行動を控えるよう忠告される。そんな中、社に戻った琴葉は、自分を連れ戻しにきた彩音(中村ゆり)への怒りを爆発させる。一方、升瀬の滞在先のホテルを突き止めた玲奈は、彼と‘死神’をつなぐ証拠と、脱走事件に関わる情報を得る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

前回から「新章開幕」らしくだいぶマシな構成になった

前回から『新章開幕』となり、その意気込みは感じた冒頭の「これまでのあらすじ」で始まった第6話。前回の感想の「テコ入れの時期ですね。話を進めた方が無難だと思います。ネタ振りで引っ張るには限界が来てる」がスタッフに届いたようだ。

物語の核心部である玲奈(北川景子)がストーカーに殺害された亡き妹のために命懸けで探偵を追っているくだりこそ亀のようなのろさだし、琴葉(川口春奈)が登場すると途端に急ブレーキがかかるのだが、玲奈と窪塚(三浦貴大)が探偵と刑事の側から物語を進めているから、だいぶマシな構成になったと言える。

少なくとも、無意味で過剰な暴力シーンで時間繋ぎと見せ場風をつくったつもりになってるよりはずっと良い。とにかく『新章開幕』は一応成功したのではないだろうか。

魅せ方の工夫次第で化ける可能性は十分ある

今回の須磨(井浦新)と坂東(相島一之)とのやり取りなんて、メインの2人が不在でも十分面白かった。言ってることが矛盾しているかもしれないが、そのドラマが面白いかどうかって、観終えた後味よりも途中の1シーンや1カットの面白さが決定的になることがたくさんある。例え流れがブツ切れになっても。

本作は、その辺の魅せ方がイマイチなのだ。例えば後半の玲奈と琴葉がホテルで調査をするくだりの魅せ方。わざわざ玲奈の行動を琴葉が説明する。玲奈の敏腕さで魅せれば楽しいのに琴葉の存在が緊張感を削ぐ。過去のシーンの入れ方も上手くないから、結局引き延ばされている印象が強く残ってしまう。

きっと、あとは謎解きを小出しにするしかネタは無いのだろう。だとしたら、限られた資源をどう効率良く「面白いシーン」に魅せるかを考えた方が良い。物語自体はそんなに悪くないのに、魅せ方が悪い。逆に魅せ方の工夫次第で化ける可能性は十分あるってこと。まずはシーンの見直しからやったら良いとも思うが…

あとがき

次回は第7話ですから、もう各話毎の脚本の柱の見直しと、カット割りと編集の工夫でテンポ感を上げるしかないですね。ネタは増やしも削れも出来ないでしょうから。これからでもやれるテコ入れ次第で面白くなると思うんですけど、どうも地団駄を踏んでいるように感じるのは大人の事情でもあるのなかあ。

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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