ナポレオンの村 (第3話・8/9) 感想

TBS系日曜劇場『ナポレオンの村』(公式)
第3話『絶景滝壺レストラン!亡き妻との約束…30年越しプロポーズ』の感想。
なお、原案:高野誠鮮氏の『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』は既読。読書感想の記事はこちらです。
ローマ法王への献上米に興味を抱き、馬渕(浜野謙太)の知人の料理記者・夏美(ホラン千秋)が村へ取材に。浅井(唐沢寿明)は村で食堂を営む勝己(梅沢富美男)に協力してもらい夏美をもてなす。勝己の亡妻が景色のいい場所でレストランを開くのを夢見ていたと知った浅井は、村でそれを実現しようと動きだす。菰田(イッセー尾形)から秘密の滝の場所を教えてもらった浅井は「滝つぼレストラン」をつくろうと思い付く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
決して悪くないし、面白いには違いないのだが…
●とにかく「いい話」だった。
●一話完結のスッキリ感も貫かれてる。
●清々しい後味、感動を押し付けない爽やかさも健在だ。
1週間の間を空けての第3話の感想だ。些細なことを気にしなければ、日曜劇場に相応しい大人も子供も月曜からの元気がもらえるファンタジーに仕上がっていたと思う。ただ、些細なことが気になるのが私…
主人公に葛藤が欲しい
もう第3話だから、本作がテンポ良く且つトントン拍子に浅井(唐沢寿明)が思う通りに町興しが成功していくのは悪いとは思わない。しかし、私にはファンタジックだとは思えるが、ドラマチックとは思えない。なぜなら、主人公に葛藤が無いからだ。今回、悩み苦しみ成長したのは馬渕(浜野謙太)。
身勝手で贅沢な要求だが、もう少し福本市長(沢村一樹)と浅井の対峙を描いたら、もっと村興しの醍醐味が伝わると思う。
1週空いたから、延長分で「神子米」を魅せて欲しかった
もう1つのお願いは、前回のラストでさらりと映像化された『神子米』をもっと活かして欲しかった。本作の面白さは、村が徐々に変化していくこと。地元でしか知られていなかった『神子米』が全国区に知れ渡る人気ブランド米になったことを、1週空いた分だけでも少し描いていたら、もっとパスタが輝いたと思う。
もっと「滝壺」の魅力を表現して欲しかった
そして更に1つ。「滝壺」と言うシチュエーションをもっと活かしても良かったと思う。山菜や村の産物のことは台詞でも演技でも十分に表現されていたが、「滝壺」の素晴らしさは、水のおいしさとマイナスイオンと言う台詞と、滝壺のカットくらいでしか表現されておらず、私は、亡き妻との思い出のある勝己(梅沢富美男)の食堂をリニューアルオープンしても良かったように見えてしまった。
折角、ロケ地にあれだけのレストランの仮設セットを作ったのなら、もっと「滝壺レストラン」の魅力を表現して欲しかった。
あとがき
面白いし、こう言う話は大好きなので、どうしても高望みしてしまいます。何せ、第2話が原作を超えたオリジナルストーリーで素晴らしい仕上がりだったから。次回に大いに期待します。
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TBS系 日曜劇場「ナポレオンの村」オリジナル・サウンドトラック
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