表参道高校合唱部! (第4話・8/7) 感想

TBS系金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』(公式)
第4話『先生さよなら涙の合唱メドレー』の感想。
有明(城田優)は5年前のある事件のことで今になって訴えられ、謹慎を言い渡される。その間、瀬山(神田沙也加)が合唱部の顧問代理を務めることになる。一方、美奈代(堀内敬子)は、真弓(松本来夢)を連れて上京した雄司(川平慈英)を拒絶し、復縁を望む真琴(芳根京子)は焦る。そんな中、合唱部は「原宿祭り」でお年寄りや子どものグループと一緒に歌うことに。有明の指導を仰ぎたい真琴は、訴えを取り下げてもらおうとする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
また、一軍と優里亞のエピで物語がブツ切れに…
基本的に私は本作が好きだ。だからこそ、もっと面白くなって欲しいと思うあまり、厳しい感想になってしまう。前置きはこの位にして。さて、前回が一軍のメンバーと優里亞(吉本実憂)と快人(志尊淳)の出番を削って、正常進化したが、今回は微妙な感じになった。
具体的に言えば、快人の出番はかなりピンポイントに抑えられて良かったのに、優里亞は相変わらずで一軍のメンバーにはエピソードまで付けて出番を増やしてしまった。その上、物語のあちこちに散りばめたから、結果的に物語の流れがブツ切れになってしまった。
正直、ピアノ担当の成実(柴田杏花)だって、第3話の最後におまけのように合唱部に入部して人物像が見えていないのに、合唱部以外に視聴者の目を向けさせるのは、伏線だろうがミスリードだろうが本編をブツ切れにしてまで描くことではないと思う
物語は、マンネリ化を感じずに話が膨らんで良かった
さて、物語だが、こちらはマンネリ化を何とか打破した感じで好感が持てた。これまでの入部一辺倒の物語に、有明(城田優)5年前の事件、その事件の被害者でかつての合唱部員・小山田周二(中河内雅貴)、真弓(松本来夢)を連れて上京した雄司(川平慈英)の3つを加えたのだから、話が膨らんだのは当然だ。
夫婦のフォークダンスも一味違ったエッセンスになった
まあ、主人公の夫婦の問題は、あと1話あとにして、有明と周二の関係修復を描いても良かったと思うが、雄司と美奈代(堀内敬子)のフォークダンスのシーンを「原宿祭り」で描きたいのも解かるし、中高年世代にはなかなか良い感じの画作りになっていたから、これはこれで良かったと思う。
あとは、合唱シーンの演技指導をもっとしっかりと…
あと、今回良かったこととして、合唱部の練習、特に有明の指導が描かれたのは良かった。もっと尺を使って描いて欲しかったが無いよりはずっとマシ。これでだいぶ合唱部のドラマであることが強調された。
しかい、残念なこともあった。以前からずっと書いていることだが、合唱部の、特に合唱しているカットでの部員たちの演技だ。折角、今回はお年寄りや子どものグループと一緒に歌う場面があったのだから、演出家は1人1人にきちんと演技指導をして欲しかった。
お年寄りグループも、特に子どもグループは頑張っていたと思う。それと比べると表参道高校合唱部の後列の一部(言っちゃった)がとても残念だった。本作において合唱のシーンはただの歌では無い。劇中のオーディエンスや主人公たち、そして視聴者の心を動かす大事なシーン。だから演出をしっかりやって欲しい。
あとがき
何だかんだ書きましたが、香川真琴を演じる芳根京子さんの素朴さややわらかなアルトボイスと、引田里奈を演じる森川葵さんの明るさや耳に残るソプラノボイスが中心となり、男子部員も楽しく歌う合唱シーンがこちらの心を和ませてくれます。だからこそ、もう一度書きますが、合唱の演出をお願いします。次回に期待します。
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