エイジハラスメント (第5話・8/6) 感想

テレ朝系『エイジハラスメント』(公式)
第5話『左遷人事と闘うOL私、会社訴えます!!』の感想。
なお、原作小説:内館牧子氏の『エイジハラスメント』は未読。
百合子(稲森いずみ)は英美里(武井咲)と保科(小泉孝太郎)の接近が気になって仕方がない。一方の英美里はパソコンが苦手な高山(竹中直人)から雑務を押し付けられ不満顔。そんな折、鉄鋼材料課の上田(大東駿介)から課長・小森(光石研)のエイジハラスメントに困っていると相談を受けた英美里らは、時代遅れの‘昭和オヤジ’への憤りに共感する。だが、小森から事情を聞いた英美里は、彼の言動が上田を育てるためだったと知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
英美里の人物設定の再定義を視聴者に見せたのは正解
冒頭の鮨屋のシーンで、久し振りに英美里(武井咲)に「5寸釘」の理由を言わせたり、保科(小泉孝太郎)に「耐えてない」ことを言わせたり、鮨屋の後のエクセルのくだりで、いつも言い過ぎることや少しピント外れな性格、年齢差が大きい時ほどおかしくなることを描いて、英美里の人物設定の再定義をして見せたかったようだ。
何気ないことだが、その後の物語での英美里の立場に違和感が無くなったと思う。折り返しの第5話できちんと再定義するのは悪くない。
今回は、捻ったお蔭でこれまでより良くなったが…
前回でエイジハラスメントは描いているものの、全体的には世間知らずの上司たちや考え方の違う上司たちに、短気な新人たちがキレてるだけになってきた本作。しかし、今回は小森課(光石研)のエイジハラスメントと伊倉主任(杉本哲太)を使って、若者側から上司たちへのエイハラを描いて捻って来た。
ただ、中盤の流れをどう変えようと、最後は「5寸釘をぶち込むぞ」で終わるのは変わらないし、とにかくメインの話以外の小ネタが多過ぎる。それを無くすだけでも、今回の話はこれまでと一味も二味も違って良くなったのに。
内館牧子先生はどこへ向かおうとしてるんだろう
そして、まだ第5話なのに、英美里と権藤常務(風間杜夫)のパワハラ、セクハラ対決にシフトチェンジしてどうしようと言うのだろう。更に最後には英美里と保科が肉体関係に。小泉孝太郎さんと役柄が合っていないのは置いておくとして、今度は女同士のバトルの話になるような。
脚本の内館牧子先生はどこへ向かおうとしてるんだろう。結局、何かある度に男にすがって元気を貰う女の話を描こうとしているのか。給湯室で無駄話している女性社員の方が正論に聞こえてくるような…
あとがき
内館先生のハラスメントネタが切れたのか飽きたのか知りませんが、あれだけ冒頭で主人公の真っ直ぐだけどおかしなキャラを強調しておいて、最後の最後で、主人公を男にすがる尻軽女にするってあんまりじゃないですか。これまでは何だったんだって感じ。内館先生、今度はドロドロですか???
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