まれ (第112回・8/6) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第19週『潮時じゃがいもガレット』『第112回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくなので、本作への僅かな期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良いです。また、ネタバレサイトで先のあらすじを読んだ方、こちらに書き込むのは止めて下さい。
なお、本作の製菓指導・辻口博啓氏の夢の掴み方が熱く書かれ児童書『スーパーパティシエ物語―ケーキ職人・辻口博啓の生き方』の感想記事もあります。
一徹(葉山奨之)が、デイトレードを辞めて元治(田中泯)の塩田を継ぐと言い出した。塩田での力仕事は一徹には向かないと希(土屋太鳳)は説得するが、頭を使えばなんとでもなると、意志は固い。みのり(門脇麦)によると、一徹が塩田を継ぐと言い出した背景には、徹(大泉洋)の存在があるらしい。日が替わり、洋一郎(高畑裕太)に海水をまかせながら、効率的な潮まきを分析する一徹のもとに元治が現れて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
冒頭から一徹を小馬鹿にしたバカ騒ぎでスタート
冒頭から胸くそ悪いシーンで始まった第111回。確かに一徹(葉山奨之)が、デイトレードを辞めて元治(田中泯)の塩田を継ぐと言い出したのは唐突だが、その理由も聞かず頭ごなしにそれも一徹をみんなで小馬鹿にするような物言いで簡単に全否定。昨日は元治の気持ちも確かめずにバカ騒ぎ。で、今日は何して騒ぐ?
また、対決か…
と思ったら、また対決。一徹に必勝ハチマキさせてコミカルな劇番流して、これで笑えってか。これで一徹を応援しろってか。これが広島平和記念式典放送直後のNHKが放送する内容かって感じ。そして、中身の無い映像が10分も続くとは驚くが、もっと驚くシーンが次にやって来た。
働いていない希が徹に「働け」と諭す大矛盾
希「ほんなら何か他のことして働くまな。
皆ほうやって生活しとるねんよ」
希が徹(大泉洋)を諭すシーンの説得力の無さには失笑しかない。どうやら希の思考回路では、「皆働いている」ことになってるらしい。もちろん希自身も。そもそも希が一番働いているように見えないのだが。
希と圭太の弟へのきょうだい愛を描きたかったの?
一体、この15分間で篠崎先生は何を描きたかったのだろう。まさか希と圭太(山崎賢人)が弟を思うきょうだい愛だろうか。だとしたら、根本的に間違ってる。なぜなら、希は誰でも他人の応援をする設定だ。何にでも首を突っ込んで騒ぎを起こす設定だ。決して台詞で言われてないが、これまで111回を観ていれば誰でもそう思うはずだ。
だからら、一徹が塩田を継ぎたいと言ったら、その場で姉として即応援していないと連ドラとして成立しない。希がパティシェや塗師屋の若女将になるずっと前からの設定、いや希の性格ってことなのだから踏襲しないと連ドラとして破綻しているのだ。
とにかく希は一徹と元治のために行動しなさい
もはや、パティシェの話でも若女将の話でないのは百も承知だ。だとしても、ヒロイン希の話であることは(多分)間違いない。だとしたら、顔のアップで悩んでる風を適当に描くのでなく、きちんと希の手を動かして、全力で一徹と元治ののために動けってこと。それを篠崎先生が書く気がないなら、ホント、本作は終わってる。
あとがき
紺谷漆器の職人・亜美(梶原ひかり)が男性の頭をひっぱたくカットがありましたね。あんな描写必要ですか。本当にどこまで脚本家と演出家は視聴者を無視して、くだらないことばかり描くんでしょう。今日の15分間で一瞬でも笑った視聴者がいたら教えて欲しいくらいです。しかし、今週も酷い内容ですねえ。
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【これまでの感想】
第1週『魔女姫バースデーケーキ』
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第2週『告白シュークリーム』
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第3週『卒業ロールケーキ』
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第4週『さよなら桜もち』
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第5週『情熱ミルフィーユ』
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第6週『母娘キャロットケーキ』
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第7週『横浜激辛プチガトー』
37 38 39 40 41 42
第8週『危機的クリスマスケーキ』
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第9週『再出発エンゲージケーキ』
49 50 51 52 53 54
第10週『「逆転一発パンケーキ」』
55 56 57 58 59 60
第11週『泥沼恋愛チョコレート』
61 62 63 64 65 66
第12週『官能カスタードクリーム』
67 68 69 70 71 72
第13週『運命カカオ64%』
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第14週『絶体絶命メッセージプレート』
79 80 81 82 83 84
第15週『下克上駄菓子ケーキ』
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第16週『絶縁コンビニスイーツ』
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第17週『究極選択パリブレスト』
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第18週『親心ロールケーキ』
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第19週『潮時じゃがいもガレット』
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