リスクの神様 (第4話・8/5) 感想

フジテレビ系『リスクの神様』(公式)
第4話『美しき港町を救え!海洋汚染に潜む嘘!?』の感想。
「サンライズ物産」傘下の「波丘樹脂」の工業薬品倉庫から出火。現地に飛んだ西行寺(堤真一)、かおり(戸田恵梨香)、結城(森田剛)に対し、社長の塚原(浅野和之)は自身が対応に当たると申し出る。塚原は過去に2回も会社の窮地を救い、‘危機対策のプロ’の異名を取っていた。マスコミ対策、情報公開、漁業組合との補償交渉など、全てが順調に進む中、海辺で拾った貝を焼いて食べた小学生・剛(藤本哉汰)が入院する騒ぎが起きる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
マンネリ化やパターン化が心配だった
前回で本作のスタイルが出来たと書いたが、こうなると心配なのがマンネリ化やパターン化だ。今回はそれの打開策なのか一工夫なのか、終盤に西行寺(堤真一)の過去の話に終盤のかなりの時間を割いた。確かに1話分の構成自体は変化したが、一話完結のドラマとして考えると、少々首を傾げざるを得ない。
企業を救ったところを魅せて欲しい
西行寺「あなたの危機対策は、見せ掛けに過ぎません。
その場をやり過ごすだけでは、
企業の危機は何も解決しない。
あなたは、決して危機対策のプロではありません」
その理由は、今回の案件の見所は、「波丘樹脂」の社長の塚原(浅野和之)の隠蔽疑惑を西行寺らが暴き、強いては「サンライズ物産」の危機を救ったと魅せることだった。でも、上のキメ台詞が発されたのは42分過ぎ。残り8分間もあった。これでは「サンライズ物産」だけでなく「波丘樹脂」を救ったとさえ見え難い。
本作は、大企業の危機管理対策室の物語だ。それなのに危機管理のオチで魅せるのでなく、主人公の過去と現在の因果関係の方を(結果的に)印象付けるような構成は、これから益々このパターンになることを予感させてしまう。何とか、危機管理を描いて欲しい。
あとがき
社長の隠蔽と村との癒着の話は面白かったです。西行寺の過去ととのリンクも悪いとは思いません。ただ、構成が今一つでした。構成さえきちんと見直したら、第1話の時の衝撃が再びやってくるように思います。次回に期待します。因みに漁村のロケ地は千葉県館山市相浜でした。週末に行く予定です…
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