民王 (第2話・7/31) 感想

テレ朝系金曜ナイトドラマ『民王』(公式)
第2話『池井戸潤原作おバカ総理はじめての“おもてなし外交!!”相撲とアイドルと鮨で日本の国益を守れ!?』の感想。
なお、原作小説:池井戸潤氏の『民王』は未読。
泰山(遠藤憲一)の容姿の翔は、国会の予算委員会で漢字を散々読み違え、失笑を買う。しかも、翌日には某国大統領ガードナー(アナトーリ)の来日を控えていた。見た目が翔(菅田将暉)の泰山はレアメタルの一種‘ボンジョビウム’輸入の公約を首脳会談で取り付けて一発逆転を狙おうと考え、翔におもてなしを成功させるよう言い渡す。ところが、翔は初対面のあいさつで失敗し、銀座の寿司店で最後のチャンスに挑むが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
主役選びが大成功してる
第1話を大絶賛したあとに迎えた第2話も、結果的にまったく怯むことなく楽しさ全開の1時間だった。とにかく、遠藤憲一さんと菅田将暉さんのW主役のコントラストが素晴らしい。もはや、この2人でなければドラマが成立しないとさえ思えている。主役選びで苦悩している連ドラが多い中、本作の成功率は100%越えだ。
視聴者を楽しませる絶妙な工夫もたくさん
そして、毎度楽しませてくれるのが泰山(遠藤憲一)の言い間違いや読み間違え。まず、間違える部分の脚本のセンスと、間違えた直後の翔(菅田将暉)が突っ込む “間” の演出と演出が上手い。と言うのも、この微妙な “間” にって、視聴者の方が先に泰山へツッコミが入れられると言う痛快さがあるからだ。
楽しいドラマを観ているだけでなく、ツッコミで参加する楽しさ。美術的な部分にもたくさんの遊び心がある。こう言うドラマも深夜枠だからこそ出来る仕掛けだと思う。視聴者を楽しませる絶妙な工夫。今後も期待したい。
「虚構の中の現実」が上手に描かれている。
それにしても、エンケンさんと菅田さん、高橋一生さん、金田明夫さんの4人のやり取りに全く無駄がない。泣けるシーンも笑えちゃう不思議なメリハリある構成も見事。それぞれの人物設定にブレも無い。絶対有り得ないフィクションなのだが、俳優陣の演技によって妙な現実味が加わり、独特の世界観を生み出してる。
そんな中で辿り着いたアニメキャラ「モフモフ」から繰り広げられる涙と笑いのクライマックスも、不思議な説得力でドラマを締めちゃった。うーん、なかなか良く出来てるなあ。
あとがき
今回も見事な仕上がりでした。今期のドラマでトップクラスの面白さですね。次週も期待します。
※8月7日の放送はお休みです。
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民王 (文春文庫)
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【これまでの感想】
第1話
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