エイジハラスメント (第3話・7/23) 感想

テレ朝系『エイジハラスメント』(公式)
第3話『横領パワハラ上司に五寸釘ぶち込むぞ!!』の感想。
なお、原作小説:内館牧子氏の『エイジハラスメント』は未読。
雑用で繊維一課を訪れた英美里(武井咲)は、平本(大倉孝二)から大学の先輩だという一課長・山川(高杉亘)を紹介される。総務の仕事をばかにする山川に不快感を抱く英美里。山川は、保科(小泉孝太郎)の仕事の横取りが成功すれば繊維部門に引き抜くからと平本にささやき、自分の尻ぬぐいをさせていた。そんな中、山川のパワハラを目の当たりにした英美里は、それに耐えかねて退職を決意した同期・結城(鈴木勝大)に同情する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
面白いと思えるのは苦笑の連続を楽しみ転化できるから
相変わらず昭和チックな旧態依然としたモラル感の溢れる本作の舞台である「帝都物産」には苦笑するしかないが、そこはフィクションだから無視をするとして。今回はタイトルの「エイハラ」とはだいぶ違う「パワハラ」を最終的に「エイハラ」と混ぜちゃう強引さも苦笑しかない。
ホント、いろんな意味で苦笑の連続が本作だ。そこを楽しみ転化できるかが好みが分かれるところだろう。
この台詞を書いたら後半がつまらないを教えるだけ
で、いつものように平成27年の大企業では過去の遺産のような目に余るパワハラ劇場が続いた26分頃、それは起きた。一課長・山川(高杉亘)のパワハラに耐えかねて退職を決意した英美里(武井咲)の同期・結城(鈴木勝大)の退職理由を平本(大倉孝二)に尋ねるシーンだ。
英美里なら、高山(竹中直人)と山川の会話と、飲み会とカラオケのパワハラを見れば「5寸釘スイッチ」が即入っても良さそうなものだが、わざわざ「山川一課長って本当はどんな人ですか?」と聞く。ってことは、ここ以降は「5寸釘スイッチ」が入るまでの脇道に入ったって証拠。なぜこんな台詞を書くんだろう。後半がつまらないを教えるだけなのに。
会社が舞台のドラマは主人公とテーマを絞り込むべき
そして残念ながら私の予想は的中してしまった。32分頃のレストランのシーンまでは、なかなか良い感じで英美里の怒りの的を絞り込んで来たのに、ここから物語は急に混迷状態へ。英美里が直属の上司に報告を上げない時点で、物語が不自然なのに、どんどん散漫になるばかり。
で、結局クラブでの飲み会でやっと英美里が「5寸釘スイッチ」オン。その間の約15分はほぼ無駄話。いや、山川の不正出張のくだりに主人公以外の登場人物を絡ませ過ぎたのが失敗の原因だ。なぜ、主人公以外をむやみに描くんだろう。会社が舞台のドラマは主人公とテーマを絞り込まないと面白くないことくらい解かりそうなものだが…
あとがき
なぜ、主人公以外を無駄に登場させるんでしょう。もっと主人公だけをきっちり描かば良いのに。そこが出来れば、あとは好みの問題で、付いてくる人は付いてくると思う。
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