リスクの神様 (第3話・7/22) 感想

フジテレビ系『リスクの神様』(公式)
第3話『アイドルと次期首相2つのスキャンダル…隠された真実を守れ』の感想。
次期総理候補の国会議員・薮谷(名高達男)が女性と乗っていた「サンライズ物産」所有のクルーザーが座礁。意識のない2人を病院に搬送した西行寺(堤真一)とかおり(戸田恵梨香)は、社長の坂手(吉田鋼太郎)から不倫スキャンダルの隠蔽(いんぺい)を命じられる。一方、広報部の由香(山口紗弥加)に、CMに起用中のアイドル・ちなみ(新川優愛)から電話が入る。駆け付けると、マンション内で秘密の恋人が血を吐いて倒れていて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
第3話にして、既にカタチが出来ているのは素晴らしい
前回の感想で期待した映像的な魅せ方の工夫はあまり感じられなかったのは残念だが、それは次回に期待するとして。今回は、危機管理が商品だけでないことを描きつつ、2つの案件を同時に描き、しかも一話完結でスッキリと描いたのはお見事。
また、かおり(戸田恵梨香)が少しずつ西行寺(堤真一)の “技” を学んでいるのも楽しいし、かおりの進化に合わせて西行寺との距離感も上手に保たれているのも良い。結城(森田剛)と種子島(古田新太)の役割分担もしっかり出来ていて、登場人物にも話にも無駄が無い。第3話にして既にカタチが出来ているのは素晴らしい。
裏番組との差別化がきちんと図られているのも良い
さて、よーく考えてみると、企業の危機管理と言う面では裏番組と似ているテーマを抱えた2作品とも言える。しかし、私には本作の方が明らかに面白く感じる。それは本作が今回にもあった「すべてを守ることはできない」と言う基本構造の上に登場人物たちが切磋琢磨している姿を、シリアスに徹底的に拘って作り込んでいるからだ。
一方の裏番組は、時代劇風勧善懲悪と言いながら正義感がブレたり度を超えるのもしばしば。また主人公の決め台詞にすべてを賭けて物語が構成されるため、シリアスとコミカルが中途半端。完全に好みが分かれる作風になっているのは、視聴者にとっては選択肢が増えていることだから良いと思うが。
あとがき
今回から裏番組を観てから本作を観るようにしました。その方が、裏番組をそれなりに楽しめます。本作の後だとどうしても比較してしまって…。西行寺の謎や過去も中途半端に小出しにしなくて良いです。第4話も期待します。
なお、次週は放送休止で、第4話は8月5日放送予定です。
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リスクの神様 上 (小学館文庫 も 3-18)
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