恋仲 (第1話 初回15分拡大・7/20) 感想

フジテレビ系『恋仲』(公式)
第1話・初回15分拡大『君がいた夏』の感想。
建築家・万里子(吉田羊)の事務所でアシスタントとして働く葵(福士蒼汰)は、優柔不断な性格のためうだつの上がらない日々を過ごしている。そんなある日、故郷・富山の高校の同級生・公平(太賀)から東京で同窓会を開くという連絡が入る。葵の脳裏に7年前の高校時代がよみがえり、さえない自分をいつも励ましてくれた幼なじみのあかり(本田翼)への切ない思い、そして転校生・翔太(野村周平)と友情を育んだ日々を思い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
がんばれ、月9の音声さん。主役2人の滑舌を救え
まず、内容に入る前に、1時間9分ずっと主役2人の台詞が聞き取り難くて気になった。福士蒼汰さんも本田翼さんも滑舌が良い訳で無いし声量も小さい。しかし、劇場映画では2人共もっと聞き易く録音されていた。ナレーションが聴き易いってことは、ロケでの集音技術の問題だと思う。がんばれ、月9の音声さん。音声さんだけの問題でもないが…
脚本、俳優、青春・夏・恋の道具が既視感あり過ぎ
さて、内容についてだが、冒頭で「これは、ボク葵ともう1人の蒼井、どちらかが彼女と結婚するまでの物語」と語りが入っていたから、そう言うドラマなのは理解できるが、ストーリー、台詞、俳優、演出、映像、青春・夏・恋を表現するアイテムなど、恋バナの王道と言うと格好良いが、正直に言うとすべて過去の月9の既視感の塊。
既視感でオリジナルストーリーが霞んだのが残念
オリジナルストーリーには興味を惹くが、如何せん全体に漂う既視感が、オリジナルストーリーを感じさせないのが残念だ。それなりに丁寧な描写も多いし、何より王道の恋バナをオジサンが月9で観る妙な懐かしさもあって、結論はほぼ解かっているのだから、あとは視聴者のお好み次第ってことだろう。
物語に1本の図太い芯が通ってる
15分拡大した割に良かったことがある。それは、登場人物が多い割に、しっかり葵(福士蒼汰)とあかり(本田翼)の2人を物語の中心に据えて、翔太(野村周平)を始めとする脇役たちの役割分担が明確なことだ。お蔭で、物語に1本の図太い芯が通っており、無駄を感じ難く観易い仕上がりだ。群像劇モドキや主人埋没よりずっと好感が持てる。
中高生には十分でも、大人の満足度は低いかも
「熱くて切ない王道の恋バナ」「オリジナル脚本」「旬の俳優」の至上命令で出来上がったような作品だった。物語も仕掛けも王道だから、それを背負って物語をけん引して新鮮味を創出しなければいけない主人公の2人は、もう少し実力のある俳優が良かったと言うのが私の本音。
ただ、もう変更することは出来ない。だとすると、少女漫画チックな作風から脱却して、『Nのために』など最近の “熱くて切ない恋バナ” として本作が幅広い視聴者に支持されるには、“本作らしさ” を如何に早い時点で視聴者に提供出来るかにかかってくるだろう。中高生はこれで十分かもしれないが、リアル恋バナを生きてきた大人たちはこの程度では納得しないと思う。
あとがき
面白いかどうかはビミョーですが、第1話を観る限りでは物語にブレは無さそうなので、余程の嫌悪感さえなければ、意外とイラつくことなく観ることは出来そうです。あとは上で書いたように、音声さんと主役の2人にがんばってもらうしかありません。何とか継続視聴できるかどうかって感じです…
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