エイジハラスメント (第2話・7/16) 感想

テレ朝系『エイジハラスメント』(公式)
第2話『OL大奥の洗礼!やられたらやり返す!!』の感想。
なお、原作小説:内館牧子氏の『エイジハラスメント』は未読。
退職を決意した英美里(武井咲)だが、父・高男(浅野和之)が一流商社に勤める娘を誇りに思っていると知り、総務課員として頑張ることに。そんな英美里に、百合子(稲森いずみ)は「社員家族夏祭り」の雑務を担当するよう命じる。だが、最初から準備をしてきたミカ(原幹恵)らは不満顔。そして当日、英美里は繊維二課・増田(高橋光臣)の失礼な発言にも笑顔をつくるが、その様子を増田の妻・ひとみ(村岡希美)が見詰めていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ラスト3分で台無しに…
「私のどこがイタイ?」
この台詞で桂子(麻生祐未)と百合子(稲森いずみ)の「アラフォー女性のイタイ」括りで良い感じに話が展開してたのに、ラスト3分に繊維二課の増田(高橋光臣)と増田の妻・ひとみ(村岡希美)が登場してから急降下。なぜ最後の最後に主人公が浮気疑惑を抱かれた増田を「イタイ男」として攻撃させるんだろう。脚本家の四十男へのセクハラで終わっちゃったじゃないか。
ラスト3分までは、第1話よりずっと面白かった
ホント、なんでこんな結末にするんだろう。第1話のグダグダ加減に比べたら、きちんと「夏祭り」と言う行事で総務部らさしさも表現したし、桂子たちの揉め事をもとに高山総務部長(竹中直人)らのセクハラ&エイジハラ談義も上手く仕上がっていたのに。百合子へのセクハラ&エイジハラで高山たちに英美里(武井咲)がキレれば良いだけのことなのに。
英美里の “ブチ切れ” に説得力が欲しい
だから、英美里の “ブチ切れ” に説得力が無いのだ。夏祭りで初めて会った男の妻へのセクハラに “ブチ切れ” てもしょうがない。本作の面白さは会社内のエイジハラスメント(年齢差別)に敢然と立ち向かう姿を描く社会派ヒューマンドラマなんだから、明らかに一見さんにキレても意味が無い。
もし、どうしてもやるなら、もっと英美里と増田の妻・ひとみの関係を描くなりしないと。と言っても今回では描きようがないから、やはり増田の浮気疑惑のネタが本作に相応しくないってことだと思う。
あとがき
私、武井咲さんが苦手ですが第2話の怒らない英美里は魅力的でした。それだけに “ブチ切れ” の演出を工夫した方が良いです。怒る理由が正論だけにシリアスに見えちゃうから。もう少し遊び心があっても良いかもしれません。
あとは、劇中で取り上げるエイジハラスメントの選別。この2点を工夫したら、意外と面白い作品に化けるかもしれません。少なくとも、同じブチ切れ女性が主人公の某『2』より怒る根拠に納得させて下さい。次回も観てみます。
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エイジハラスメント 単行本 内館 牧子 (著)
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【これまでの感想】
第1話
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