リスクの神様 (第2話・7/15) 感想

フジテレビ系『リスクの神様』(公式)
第2話『食品に異物が混入…倒産の危機を救え!』の感想。
「サンライズ物産」傘下の食品メーカーで異物混入騒動が発生。しかし、社長の天野は、自分たちは被害者だと主張して返金を拒否し、総務部長による記者会見も反発を招く。西行寺(堤真一)とかおり(戸田恵梨香)は、謝罪広告と新たな安全包装を提案するが、天野は‘売り上げも信頼も損なわない解決法’を西行寺たちに丸投げする。天野はサンライズから3年前に出向し、経営危機に陥った同社を徹底的なリストラで再建していた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
かなりの登場人物の数なのに誰一人埋没していない
サンライズ物産だけでも危機対策室の6名の他に、顧問や社長や専務など10名ほどもいるのに、各登場人物の個性も魅せて、役割も明確に分け、そこにゲストを取り込んで、かなりの登場人物の数なのに誰一人埋没していない。
その上、物語をラストまでけん引する脚本も演出も音楽も、もちろん俳優陣も見事に団結している。特に、西行寺(堤真一)とかおり(戸田恵梨香)の対比の魅せ方が見事。頭で考えることと、感情的なことを上手く利用して魅せてる。まだ第2話なのに、ここまで仕上がっていると、少々の難は隠れてしまう。
調査の部分の映像表現に工夫が欲しい
さて、上で書いた少々の難の1つが、映像的な魅せ方。ご承知の通り本作は台詞量が多い。それも本作らしさでもあるのだが、台詞回しを優先させるために、どうしても調査の部分の映像表現がチープになってしっている。結城(森田剛)や種子島(古田新太)の活躍ももう少ししっかり映像化したら、もっとリアルで面白いドラマになると思う。
第2話にして、全体の仕上がりはかなり良い
そうは言っても、全体的な仕上がりの良さは先に言った通りだし、内容が今の時代にとてもマッチしているのが良い。恋愛要素もないし無駄に煽り立てる演出も無いが、じわじわと伝わってくる企業の示すべき姿勢や従業員や経営者としての考え方など、企業や人間、そして社会の裏側まで見えてくる。このまま突き進んで欲しい。
あとがき
膨大な台詞の量によって若干耳に頼った進行になっているので、テレビドラマらしくもっと映像的な魅せ方を工夫したら、間違いなく裏番組より面白くなる思います。だって、みんな役者揃いですから。
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第1話
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